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プラスチック製フレームは強いのか?

2016年4月19日

素材から見た時

1)射出成形品

熱可塑性樹脂 金型に熱で溶けた樹脂を圧入して作られたもの
酢酸セルローズ樹脂(商品名アセチ) ポリカーボネート樹脂、ナイロン(ポリアミド)樹脂
金型さえあれば製造コストは、安い。大量生産向き

 

2)シート生地加工品

酢酸セルローズ樹脂(アセテート枠)、硝酸セルローズ樹脂(セル枠)、ナイロン樹脂(TR90)
少量多種に向く

 

3)樹脂重合品

エポキシ(オプチル)
ゴム型で作るため、製造上射出成形品とシート品との中間的な位置関係といえる。

 

プラスチックフレーム全体の特徴

短所:
どのタイプも熱により変形しやすい。
ナイロン樹脂枠以外は、ほとんどの場合耐候性に劣るものが多く、熱に弱い。長所:
いろんな形に加工と色調を得ることができる。
誂え眼鏡一般に使われるものはシート生地加工品が一般的。
元来家内工業的手法で作られる場合が多く、ハンドメイドと呼ばれてきた。
工程には労働集約的作業を要する場合が多い。

フレーム表面は、手作業の研磨作業で整えられている場合が多い。

アセトンを蒸発させ表面を溶かして艶を出す方法もある。

他にクリヤーコート(塗装)を施す場合もある。

樹脂は、一般的に酸性で長年の使用で中和したりすると表面が白化したり、
身体から出る油脂で痛む場合がある。

これ以外、紫外線により表面が痛むことがある。

表面が傷んだ場合は、傷んだ表面をサンドペーパーやバフ研磨で磨き落とすのが一般的である。

メガネ枠バフ研磨で使用される研磨剤は、白棒とよばれるが、金属研磨剤に含まれる白色の酸化アルミニューム(サファイヤ・ルビーの主成分、モース硬度9。一番硬いダイヤは硬度10)「白棒」は同成分である。

原料的には安価な材料である。

 

熱による変形

眼鏡店店頭でも長期滞留しているフレームは、
曲がっている或いは変形している場合がある。

ただし日常眼鏡店が品質維持管理している場合は、問題ないが、雑な店の商品は顔に掛けられない歪んだものがよく見受けられる。

日常使用している場合、大きな変形は生じにくいが、長期間使用せず放置されている場合、いざかけようとした場合顔にかけられない場合が多い。

再度加熱調整れば使用できるようになる場合がある。

眼鏡店でレンズ取り付け時加熱し過ぎるとレンズを保持する溝が返っている、
リム部が傷んでいて折れる場合がある。

 

レンズの取り付け方

いずれもフレームを加熱機で加温し、熱膨張性と変形を利用しフレームの溝の中にレンズを滑りこませてはめるのが一般的である。

眼鏡従事者が未熟な場合、加熱をしすぎてフレームの溝をひっくり返してしまっているものが多く見受けられる。

 

耐用年数(短命)

使用環境や体から出る油脂分などに影響を受ける。

一概に言えないが、耐用年数は長くて 5年、早い場合 2年程度で使えなくなる場合がある

油などでひび割れが目立たない場合があるが、
一旦ひび割れがリム部などに生じたものは、寿命と考えるべき

またフレームが傷む原因として紫外線の影響も大きい。

高いファッション性を持つが、
プラスチック製フレームは、金属フレームに比べた場合 耐用年数は「短命」である。

 

 





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