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斜視の見え方 (乱視と混同される場合が多い)

2017年5月1日

斜視の見え方

ユーザーの症状の表現法でよく使われる言葉で「ブレて見える」から「強い乱視がある」等の自覚症状を訴えられる場合、乱視という言葉に検査員はよく惑わされます。しかし身近に使う言葉はユーザーと検査員を誤った矯正方法へ導き全く改善につながっていない場合を非常に多く見受けています。このようなことを防ぐために実際の事例で本サイトでは述べていますので他のページなどご参考下さい。

経験的に申し上げて、乱視を訴える場合それは乱視でなく、斜視や斜位の場合が多いです。

日常このような見え方であると、不愉快で副作用として肩こりや頭痛・眼痛に悩まされる場合があります。他に強度の内斜視や外斜視の場合距離感が奪われ車線が2つ見えたり手元の物をつかもうとしたところに物がなく中を掴むなど日常生活に大きな支障や生命に関わる交通事故の原因になる場合があります。放置していると更に斜視が酷くなる場合もあります。しかしプリズム矯正により矯正可能な場合が多く上で述べた様々な不都合が改善されます。

上下斜位
上下斜位

 

水平斜視 (内斜視や外斜視)

水平斜視 (内斜視や外斜視)

複合斜視

仮に貴方がこのような見え方になったとしたら・・・どうでしょう?たいへん困ることに成ります。この程度の強い斜視の見え方は、ハッキリと2つ見えるより実際にはボヤケて見え、視力も悪くなります。
いろんな原因でこのような症状がある家族の誰かが斜視や斜位だって言われても、本人も周りの人もなかなか理解が難しいものです。ではどんな見え方なのか?一般にはあまり理解されていないので、一般に斜視の見え方について分かり易く説明を試みてみます。
今日は、手元に斜視矯正用のフレネル膜の切れ端が残っていたのでそれを利用し写真撮影してみました。ただしこの説明は分かりやすくするためにしているもので、現実とは少し異なる点留意して下さい。

 フレネル膜ってのはこんなものです。

 

フレネル膜ってこんなもの
フレネル膜ってこんなもの

断面

断面
断面
赤い補助線で示す縦や横方向に△の線が並んでいる状態です。

本当は、円形なのですが半分だけ別の用途に使用し残っていたのを使用し上記の写真を撮影してみました。

入り口のドア硝子に貼り付けて
入り口のドア硝子に貼り付けて

 

上記写真は、膜に接近して撮影しました。使用したフレネル膜は14.00⊿(プリズムディオプター)のかなり強い度数なので膜を通した像は、プリズムの実験のときのように像の周囲にオレンジとブルーの色が滲んでいます。これを色収差と呼びます。

水平と垂直、その複合

水平斜視(内斜視・外斜視)

右左水平に像がズレるのが外斜視か内斜視です。

垂直斜視 (上下2重に見える)

上下斜位

複合斜視(上下と水平に像がズレる)

表現方法として

プリズム表現表
プリズム表現

基底という言葉が眼科処方箋などに記載され、三角形の底に当たる部分をそう呼びます。

他に表現方法として水平(外方や内方)と垂直(上方や下方)の合成でベクトル表示し360°方向に角度表現する場合があります。例えば基底135°などと表現されるたりします。同じことですが表現方法として一般的に多いのはベースアウト◯度、ベースイン◯度、ベースアップ◯度。ベースダウン◯度と表現します。

このような矯正をプリズム矯正と呼びます。

 

プリズム矯正

プリズムは物理学的に光線を曲げる能力のレンズを指し、三角形の底側(基底方向)に光線を曲げる事ができます。これを応用して左右の目のズレが生じていればそのズレを補正します。

仮に1プリズム・ディオプター(1.00⊿)は1メータ先で像を1cmずらすことが出来る力量を表します。ずらす方向をイン→・アウト←・アップ↑・ダウン↓と表現しています。

度数範囲

一般的には片眼5度程度、両眼合わせて10.00⊿プリズムディオプターの度数がレンズメーカーの表向きのレンズ供給の限界ですが、様々な手法で当方では両眼合わせて38.50⊿程度(リンク)まで矯正した実績があります。一般的に眼科ではこのような強度の矯正事例が殆なく眼鏡矯正は不可能とされていますが、現実には可能です。

なお上記事例の場合は水平と垂直が複合しておりフレネル膜での矯正は正確にできずユーザーに多少の見え方の悪さをしかたなく我慢させる場合がありますがプリズム組み込みレンズは比較的高精度な矯正が可能です。

実際の使い方

フレネル膜を貼ってみた
フレネル膜を貼ってみたところ
ビニールのフレネル膜はレンズの表や裏に貼って使います。表面が平滑な面と凸凹のある面があり、平滑な面を持つレンズと膜同士を合わせ貼ります。この時膜がレンズから浮いていると白く反射するのでできるだけ密着性を高めるため、他でない身の回りにある水を介在させ密着性を高めます。

長所欠点

ということは・・・簡単に剥がれ易く、軸が元の状態からいささかでも変われば別の度数ということになり、また透明度はかなり悪いという欠点を持ちます。長所として、安価で簡単に処方が可能である点にあるます。一時的使用であれば優れているといえます。

プリズム組み込みレンズ

しかしプリズム度数を組み込んだレンズと比較すれば見え方などプリズム組み込みレンズのほうが格段に優れています。ただし組み込みレンズは、ユーザーの目の中心に正確に合わせないとこれもプリズム度数が予期した度数と異なる場合があります。それと価格が高価です。
選択は、ユーザーのオプションです。しかし見え方や目の健康は、お金の問題では無いと思いますが・・・

何処で眼鏡を作っても目にシックリ来ない

何処の眼鏡店・眼科で眼鏡を合わせてもシックリ来ない。変な違和感が常に付きまとう場合、この度数が原因の場合が多いです。高度な技能を持つ整体師の方が肩こり頭痛が酷い患者さんと接した結果、この問題を指摘し眼鏡矯正をおすすめされ改善するケースが多くあり、当店でそのような事例を多く見受けます。
よくある話として、目に合わない(中心が合わない)眼鏡は肩こり・頭痛の原因になる・・・その反対のケースと考えて頂ければ分かりやすいかもしれません。




 

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