
不同視弱視


不同視弱視
とても可愛いく元気な2歳男の子、人見知りのお年頃、目の中心測定ですこ~し困らせてくれました(笑)。眼科での視力測定も「森実ドットカード」(親しみやすい動物のお目々の位置から視力を割り出す、ランドルト環による検査や5m 離れると検査が難しい場合の近距離視力を測定する方法)を使うほど天真爛漫で元気にすこ~し困らせてくれたと想像されます。まだまだ幼いので当たり前といえば当たり前・・・

不同視弱視
不同視弱視:不同視弱視は、遠視・近視・乱視で左右の屈折度数差が大きいためにおこり、片方の眼はよくても片眼の視力が障害され発達が遅れている弱視。度数の差が2.00D(ディオプター)以上あると不同視弱視を生じやすいと言われている。この一方、使い方や作り方によりレンズ光学中心が目の中心と合わない場合後天的な上下斜視を形成する危険性がある。

貰った処方箋はしっかりと理解しましょう
見逃してはならない日常起こりやすい眼鏡のズレ:仮に、目の中心とレンズ光学中心が何らかの理由でメガネフレームが1cmずれ下がるだけで、左右それぞれで見る対象物の位置が上下にズレてしまいます。専門的には上下の不正プリズムが生じると言い、見ようとする対象物の像が子供から僅か1mのところで両目を開けてみた時高さにおいて7.5cm差が生じることを意味する。

大きな度数差 不同視
処方箋に書かれた通りに作れば眼鏡店の責任は逃れられるかもしれません。しかし処方箋には医師が期待し書かれていない不文律の守るべき点、言い換えると光学原理を解しそれに基づく眼鏡を作る責任のあるものです。6歳までお金で買えない限られた貴重な時間を浪費するだけに留まらず、後天的な上下斜視を招来する由々しい可能性がここに潜んでいます。

眼鏡につける アイパッチ
おそらくコスト的にも使い捨てのアイパッチよりは安く目の生理からも合理的。 お母さんが器用であれば、愛情のこもった手作りも可能です。不同視弱視など一度お考えください。