オリジナル遮光眼鏡枠
レンズメーカーの遮光眼鏡枠前傾角調整が出来ない
一般に、消費者と密接な関り合いが有る販売現場からの意見は、現場を知らないデザイナーや眼鏡枠製造業者は、耳を傾け尊重するべきである。
しかし、現実は、利潤追求の為か?これら基礎的条件を殆ど無視した一方通行でゴーイングマイウェイ、ややもすると傲慢さを感じる。
よくある話、便利そうだ、だが実際は使いものにならない。
遮光レンズとそれを補助する遮光眼鏡枠
遮光レンズの基本は、細かい原理的な説明は別に説明する黄斑変性を参考にしていただきたいが、要するに波長の短いブルー光線を減光し、眼内の乱反射を防ぎ眩しさ=苦痛を防ぐ目的を持つ。
多種多様な色合いのレンズを出してきているが、美観体裁を整える副次的目的が独歩し始めている感がある。
ブルーの反対色はオレンジであり、原則的な目的であればオレンジ系の色で殆どの場合十分に間に合っている。
業界の流れ
これら遮光レンズを取り付けるフレームは、他でない遮光レンズメーカーが出すも前傾角調整が全くできない欠陥がある。
供給側レンズメーカーにフレームの前傾角が調整できない問題点をメーカー営業に幾度も指摘し改善要望するも、ナシのつぶて。
仕方なく懇意にするフレームメーカーに依頼していたフレームが出来上がり、当方の造作を加えて新しいフレームを完成させた。
改善の要は、横及び斜め方向からの光線遮蔽をするレンズをフレーム側方に取り付け、レンズメーカーがよく知る前傾角可能にするだけの簡単なものである。
しかし眼鏡従事者がある程度知識をもてば前傾角調整は、必須事項である。
正しく調整できないことは、我々販売調整現場の強いストレスになる。
レンズメーカーが必要であると分かっていながら改善の労を惜しむようでは、話にならない。
レンズやユーザーを知らない独善孤高の眼鏡デザイナー
眼鏡のデザインとは、まず機能性から始まり、補足的に装着後の美観などを熟慮すべきである。
しかし、眼鏡フレームのデザイナーは、ユーザーが使用する度数メガネを作った経験のある者がどれほどいるか?
過去著名な眼鏡デザイナーとの接触した経験で知るが、残念ながらこの一番肝心なレンズや人の目のタイプに関する知識経験は、素人と同じお粗末な状態である。
まして、レンズについては全く理解がない。
概要
遮光眼鏡枠
左の分は旧式、右の分は新式
新旧比較
旧式は、フレーム前傾角調整が全くできない。新式は、従来のフレームに遮光レンズを側方につけたため、眼鏡枠は従来通り、智の部分で簡単に調整ができる。
またフレームバリエーションは、各サイズと色合いなどユーザーの選択肢は格段に広がり使い勝手の良いものとなった。
光線の遮蔽状況
入射光の遮蔽具合
入射光の遮蔽具合
新旧ともに目的とする、横からの入射光遮蔽は何ら遜色なく実現している。また旧式は合金枠使用のため表面の被覆が剥がれた場合、汗との接触で金属成分が溶出する可能性があるが、新式は科学的に安定性の高いチタニューム素材のため軽量かつニッケルアレルギー等の金属アレルギーが生じにくくなっている。
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