2019-12

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【実施例191214】ロービジョン対応

ロービジョンに対応した眼鏡制作の実例、近くの文字などが見難くルーペを使用してきたが手がふさがるので両手が使える眼鏡が必要というユーザーの要望に合わせ眼科処方されたものを制作した。市販されている老眼鏡のようなルーペグラス(瞳孔間距離が既製品のため人の目とは合わず水平方向にプリズムが生じる、目に合わないものを長期使用すると後天的な斜視を形成する)とは全く異なる点すなわちルーペ元来の概念すなわち両眼使用で生じるプリズムを生じさせない「片眼使用」を目的とする。
お目目とレンズの中心の話

【ご相談】2歳の子供がメガネを掛けたがらない

赤ちゃんと変わらない難しい年齢だが、最初の眼鏡導入に失敗していると考えられる。この年代の来客が多いが、眼鏡の装着は基本的無理強いせず、短くて1週間~1ヶ月ほど嫌がるなら自分で眼鏡を外すのを自由にさせ、頃合いを見てまた掛けさせる繰り返しを保護者が行い、やがて本人がよく見えると分かれば自ら眼鏡をかけるまで気長に待つのが一般的である。しかしこのケースでは小生の考えでは、強制性の強いバンドと何らかの扱いに依る中心の狂いに依る見え方の悪さから掛けさせようとする行為が一定のトラウマを作り眼鏡装着を忌避させていると考えられる。