メガネ選びのポイント 【新聞記事協力】
日日新聞社
レンズと目の中心を合わせる

星野式ワンハンド検査法
集中力欠如は眼鏡が原因する場合がある
眼鏡を買うときに重要なポイントとして「レンズの中心が左右それぞれ両目の中心に合わされていること」でありこれが有っていないと物言えぬ子どもたちや大人の「集中力欠如」の原因になっている場合が少なくない。
某有名百貨店こどもメガネ売り場で買った眼鏡

やっと掛けた眼鏡
果たしてどうか?
ユーザーに「目にレンズ中心が合わされているか」ソレ確認しました?と聞くとうなだれながら「????・・・・」です。
店員の説明では「合わせました」とし信用しているが、持参される多くのメガネのレンズ中心は、残念ながら実際には合っていないことが実に多い。
抵抗するユーザーの方々は口を揃えて「目にレンズ中心は合わせたはず」だと主張している事が多い。信頼する根拠は、有名な百貨店や眼鏡店で買ったから・・・根拠希薄です(笑)。
一度よくよく考えてほしい!レンズの中心は透明でただ見るだけでは分からない、必需品の中で最も身近で「商品透明性のない」アイテムの一つがあなたの使う眼鏡なのです。
ネットに眼鏡小売店が集まって「眼鏡公正委員会」などというのが有ったので、読んでみるとそれは眼鏡品質とは、ほとんど無関係の「販売価格」のことでありユーザーが最も気にするメガネ品質(中心の不一致による「違和感」)は都合が悪いか解決されていないのか?言及されておらずお役所もあまりこの点については的確な基準を設けていないのが現実です。
簡単に検査する方法

星野式ワンハンド検査法
目とレンズ中心の不一致は集中力の欠如や斜視を誘発するおそれがあるので要注意
レンズと目の中心がずれると度数レンズは別の度数が生じ、左右の目で目標物がずれて見えることになり、よく見える度数であれば、ずれ像を一つに見るように条件反射的に眼球外側各6本の筋肉(眼外筋)に負担が掛かり、軽い場合は違和感、ひどい場合は眼痛・頭痛になる。
さらにこの状態を続けると後天的な斜視を形成する場合がある。
また一度(ひとたび)ずれた状態に慣れてしまうと、以後その中心の有っていない眼鏡以外を掛けるあるいは購入すると違和感を覚えるようになってしまう。
中心が合わない眼鏡は子どもらの勉強の集中力を乱し、落ち着きがなくなるなどの影響をおよぼす。
当初の小さな狂いが引き金になり、やがて強い度数の斜視になり、窓枠が二つに見えるなどの症状をすなわち斜視になってしまう。
こうなってしまうと通常の屈折異常のレンズでは矯正できず、プリズム度数の入ったレンズや見た目の悪いフレネル膜プリズムの眼鏡が必要となる。
残念ながら眼鏡店ではレンズの中心をどこに入れるか測定すらしないで作ることがあり注意を要する。メガネを買うことは、メガネフレームとレンズのお値段ではなく、本来は従事する技術者の技能・知見・経験・知識の無形のモノを買うことで物品を買ってもこれらが軽視された眼鏡店で買うものではない。
中心が合っているか簡易チェック

星野式ワンハンド検査法
①メガネを掛けて2~3㍍ほど離れて 線か点を見つめる。
②片手を眼前にかざし、左右の目に移動させ、見比べる。
③上下の高さがずれるかどうかチェック。
右左の目で 目標物がずれる場合、レンズの中心が目と合っていないことがある。
※裸眼でもずれる場合は、上下斜位の可能性もあるので眼科検診を受けた方が良い。
【取材協力】めがねのホシノ 大阪市生野区中川2-7-19
電話06(6756)8585
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