車線がわからなくなる
ユーザー
兵庫県 50歳代 男性
主訴
車の運転で目が疲れやすく車線がわからなくなる。ひどい肩こり。他店でプリズム矯正をしたが像がダブって見える。相談来店からしばらく我慢されていた。しばらくし、辛さにたまらず再来され検査しメガネ作り直したい。
使用中眼鏡度数
レンズタイプ:遠近両用
(略号説明 S=球面度数 C=乱視度数 AX=乱視軸 近用加入=近くを見やすくする老眼度数 瞳孔間距離=右目と左目の中心間の距離 BO:基底外方 BD;基底下方 BU:基底上方)
右 矯正 0.6X S-2.25 BU 0.25⊿ 近見加入 +1.00
左 矯正 1.5X S-1.00 BD 2.50⊿ 近見加入 +1.25
瞳孔間距離 61mm
新規矯正 運転用
垂直プリズムだけが矯正されているが矯正不足なのと内斜視が未矯正。強い不同視。
右 裸眼0.05 矯正1.2 X S-3.00 BO 1.50⊿ BU 2.50⊿ 近見加入 +1.00
左 裸眼0.4 矯正1.2 X S-0.50C-0.25AX45 BO 1.50⊿ BD 2.50⊿ 近見加入 +1.00
瞳孔間距離 見掛け61mm 矯正後実測 59mm
両眼視力 1.5
強い不同視が有り、過去に目の中心にレンズ中心が合わされず上下斜視が後天的に形成されたのではないかと考えられる。
改善点
1)屈折度数
右目 矯正不足 左目 過矯正+乱視補正
2)プリズム度数
前眼鏡は上下斜位矯正のみで トータル2.75⊿
新規測定し直しで内斜位が認められ 内斜位3.00⊿ 上下斜位5.00⊿ トータル8.00⊿の複合斜位
斜位は弱矯正であった。
眼鏡概要
遠くがクッキリよく見えるようになった。これなら運転が楽。
定期点検
ユーザーの使用状況は後の定期点検で、眼鏡使用に異常のあるなしを定期的に確認。
指導
このような強い不同視の場合、レンズと目の中心一致に最大限留意指導する必要がある。
眼鏡装着直後、どこでも行えるレンズと目の中心一致を確かめる方法と眼鏡の使用方法を指導。今後これ以上上下斜視を進めないようにする手段と方法である。上記点検を日常行い何か異常があれば、来店していただく事になっている。
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