【190420実施例】総重量14.5g 比較的強い複合斜視

【190420実施例】総重量14.5g 比較的強い複合斜視(内斜視+上下斜視)

兵庫県 男性 45歳

当店ご来店までいろんな眼科・眼鏡店で出来ないと言われ当店でお世話し、6年使用後経年劣化でレンズのコートに傷みが生じ作り直したケース。

フレームレンズの仕上がり総重量14.5g

度数

眼鏡の目的: 遠近両用初期導入

右裸眼視力 <0.05 矯正後 1.2 S-5.75(球面)
プリズム矯正 (R)  BO 4.50⊿ BD 3.00⊿ ⊿=プリズムディオプター

左裸眼視力 <0.05 矯正後 1.2 S-4.50(球面)C-1.25(乱視度数) A15(乱視軸度)
プリズム矯正 (L)  BO 4.50⊿ BU 3.00⊿
PD 遠用=60.0

アイポイント座標
フレーム中心より右瞳位置(X軸) 32.5mm
フレーム下端より右瞳高さ (Y軸)18.0mm
フレーム中心より左瞳位置(X軸) 27.5mm
フレーム中心より左瞳高さ (Y軸)18.5mm

水平軸方向に左右のアイポイント位置が一般的な方より差が大きい、これはレンズの耳側の厚みが左右で大きく異なり厚み差につながる。

これは個人の肉体的多様性に由来するもので、レンズの厚みは近視性のため幾何学的にいかんする事ができない。ただしプリズム度数負荷による厚み増加は設計上必要以上に厚くならないよう加味した。

 

加工前のフレームとレンズ

加工前のフレームとレンズ

ダイヤカット 仕上がり後

ダイヤカット 仕上がり後

内斜視によるレンズ厚は、目の位置が左右で異なるため耳側両側で厚み差が生じている。これを軽減するためレンズ内面側にダイヤカット加工を加えた。

左右のレンズ厚

左右のレンズ厚

 

完成後

完成後

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