【 子供めがね メインテナンス 】 幼稚園や学校できれいにしない。えっ!
子供のメガネのユーザーさんは、幼いので直ぐ眼鏡どろどろにして来ます。無造作に扱うと思わぬ傷をレンズにつけてきます。レンズは基本的に 水洗い=>中性洗剤で洗い=>すすぎ洗い して水気をティッシュなどで取るのが基本です。幼稚園の先生に時間があればぜひやっていただきたいのですが、お時間あるでしょうか?
子供メガネ のメンテナンス(維持管理いじかんり)
レンズ・クリーニング方法
幼児や小学校低学年の子供のメガネは、先ず環境を考えましょう。
グラウンドで元気に遊びまわっているのを眺めるのは楽しいものです。ましてわが子なら。ところでグラウンドは、砂や土でできており、舞い上がるホコリには、レンズに大敵の鉱物質が含まれています。
ホコリが傷の原因になる
主成分は、2酸化ケイ素。これは石英や水晶と同じ硬度(モース硬度)7です。普通のガラス(ナトリュームガラス)6~6.5程度ですのでガラスすら簡単に傷がつきます。
まして相手がプラスチック基材ですので、砂ボコリが付いたままレンズクロスでごしごし拭(ふ)くと簡単に傷がついてしまいます。
最初表面の真空蒸着膜に目に見えない傷がつき、表面を摩耗させ、だんだん下層のハードコート層(ハードなんてことないです。
少し硬めのプラスチック膜)さらにレンズ基材まで傷つけます。
硬い布でゴシゴシ拭くと傷になる
幼稚園の遊び着のスモックでゴシゴシ拭くとこれも傷の原因になります。基本は最初に申した水洗い=>中性洗剤で洗い=>すすぎ洗い して水気をティッシュなどで取ることです。
取扱い方法
余程のことがない限り、できれば本人さんの不自由は少しは我慢してもらい、幼稚園や学校の現場で本人さんの拭き掃除をやめてもらい、眼鏡レンズは家庭で次の方法でクリーニングがお勧めです。
1)手順1
最初に眼鏡フレームやレンズについたほこりや汚れなどを水道水の流水で洗い流します。つめたいので嫌なら、ぬるま湯程度の温度であれば眼鏡フレームやレンズは、耐えられます。
2)手順2
次に、中性洗剤(食器洗い洗剤)をメガネ全体を塗るように柔らかく指で洗います。もし、中性洗剤がなければ、シャンプーを使用します。この時禁物なのは、固形石鹸はダメです。後で取れない白い固形物が付く原因になります。出先で中性洗剤がなければ、殺菌効果のあるトイレにある緑色した液体消毒洗剤も大丈夫です。
3)手順3
この後、洗剤分がなくなるまですすぎ洗いします。
4)手順4
砂ボコリのついていない、出来ればティッシュで水分を押し拭きして完了です。
水道水など、水にはミネラル分が含まれています。水分は残さず完全にふき取ってください、さもないと乾いたときミネラル分がレンズに残るとしみのようになり取りにくくなります。お年寄りなど、水切りし自然乾燥などさせると、このミネラル分が悪さをします。
どうやってレンズに傷がつく?
子供たちが汗をかいて、レンズに汗がべっとり、見えにくいので手短な着ている衣服でレンズを拭く姿を見かけます。大体これでレンズに傷をつけています。
今まで、指導してきた結果から見るても、自宅でレンズクリーニングされた方のレンズには殆ど傷がつかないで使っておられます。
これ以外の原因 接触傷
眼鏡のレンズ面を硬いテープルなどに接触するように置くと、おおよそ弱視治療用の眼鏡は遠視性が多く、レンズの中心部分がテーブルなどの平面なところと接触して傷をレンズにつけてしまいます。眼鏡を外す場合メガネのレンズは宙を向く、言い換えると上になるように置くよう指導してあげて下さい。
完璧に傷を防ぐ?(笑)
レンズを拭くから傷がつく。ならば、レンズを拭かずにやる究極の方法・・・あります(=^・^=)
上記手順の3までは、同じで追加するのは下の2つの方法です。
A)ぬるま湯をメガネ全体が浸かる程度の大きさのコップにいれ、洗い終えたメガネを浸し、
B)静かにゆっくりと水から引き揚げます。これで水気を拭きとらずに仕上げて完了。
原理は、簡単。水の表面張力を応用した方法です。
この方法は、実際にレンズ製造工程で使われている方法なのです。
やろうと思えば簡単に家でもできます。
でもそんな暇ママにあるかどうか?(笑)
ぬるま湯を使うのは、物理的に水の分子活動が活発になり水同士引きあい易くなり、水玉が生じにくくなるからです。
試しにママがメガネ使っているのであれば、お風呂でお試しを (=^・^=)
よくある質問
よくある質問ですがお風呂でメガネを掛けるとメガネが傷む?サウナなどの高温環境でなければ、普通のお風呂でメガネが傷むことは殆どありません。
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