視力(しりょく)とは

視力(しりょく)とは

皆さんが視力を口にするとき、1.2か 0.5と表現されますが、我々が漠然と電話口などで視力0.01とか0.1と漠然(ばくぜん)と言われても、聞く方は、裸眼(らがん)視力なのか矯正(きょうせい)視力なのか?これを確かめないと次のお話ができません(^_^;)
で・・・一体、裸眼視力とは何で、矯正視力とは何か?

視力の数字を言われても「何を指す視力か」が欠けては、次なにをして、どうする、にたどり着くのに回り道することになります。ここで共通する点として両方とも同じ視力表を使ってどの程度まで見えるかを表しており、一般に裸眼視力を言う顧客(こきゃく)と、メガネ店が主に扱う矯正視力で話が混乱する場合が多いです。

裸眼視力   メガネなどを掛けないで裸の目で見た視力
矯正視力   眼鏡を掛けた視力

視力値は0.01~2.00程度まであり、小数点など出てくるのは「視力1.0に対して何%の視力」かを表わし、量を表すものないのですが、これ言うと専門は分るだろうと、いえ分りません(笑)

レンズ度数は、光がレンズを介して焦点を結ぶ距離で1を割ったものです。この場合は、力量を表しています。これでレンズを決めたり視力補正を行います。度数は手段、矯正視力は、その結果だともいえます。眼鏡店はこれが必要なのです。
例えばプラス3.00度のレンズは、(ちょっと計算しやすいように都合よく)33 cm所に焦点を結ぶわけですが、数学的にはその距離の逆数・・・メートル基準に計算するので0.33mメートル要は、1÷0.33=3.00Dこれをレンズの度数と呼び、国際的な単位でディオプターと呼びます。

お客の目に必要な割り出された度数、これで眼鏡を合わせる訳です。

例えば、矯正視力で0.5しかでないので運転免許用に最低0.7の視力が欲しい。眼鏡を掛けたことがないので今分るのは裸眼視力0.1なのだけど・・・という風に問い合わせるか現在眼鏡度数どうで視力が出ないなどと話すとより具体的で要領を得た解決策への道が開ける場合があります。

眼科に行かれて処方箋を得ている場合、数値を理解していない場合が多く見受けます。

よく理解されていない数値表示

数字表記違い
視力2.0 1.5 1.0・・・・・0.1 0.05 0.01数字の前に+やーがない
度数2.00 1.50 1.75 0.25 数字の前に +か-の表記0.25刻みで数字の前に+かー

 

視力は、上記のとおりで、2.0とか1.5、或いは 0.1とかいう数字です。

処方箋に書かれている略号(りゃくごう)の説明

 記号 説明単位 3数字の前に
S(Spherical Power)
球面度数
0.25刻み
ディオプター
+かーが付く
C(Cylindrical Power)
乱視度数
0.25刻み
ディオプター
角度°
AX(Astigmatic axis)
乱視軸
0~180まで
5度刻み
+
ADD(Addition)
老眼の近用加入
0.25刻み
ディオプター
右左別記もある
PD(Pupillary distance)
瞳孔間距離
mm
BI(Base In)
基底内方=外斜位(水平)
0.25刻み
プリズムディオプター
BO(Base Out)
基底外方=内斜位(水平)
0.25刻み
プリズムディオプター
BU(Base Up)
基底上方=下斜位(垂直)
0.25刻み
プリズムディオプター
BD(Base Down)
基底下方=上斜位(垂直)
0.25刻み
プリズムディオプター
遠用遠くが見える
眼鏡処方
遠用
近用近くが見える
眼鏡処方
近用
常用子供~35歳くらいまで
調節力ある人用
常用
遠近
両用
調節力が衰えた人用Biforcal Progressive
2重焦点、
累進屈折力レンズ

斜視矯正の場合、上の2つを書く場合と、基底5度0~360°とかく場合がありますが、この表現方法は水平と垂直のプリズム度数を合成ベクトル表記したもので、どちらでも眼鏡従事者は理解できます。

乱視の場合は、0~180°ですが、斜視の合成ベクトル表記の場合は、0~360表記されます。

で専門的に眼科現場のカルテ記載は、例えば

R0.1 1.0XS-2.00;C-1.25AX90 R>G ADD+2.50  BI3.00 BU1.00

L0.1 1.0XS-1.75;C-0.75A180 R>G ADD+2.50  BI3.00 BD1.00

PD:66

などと書かれてて、素人にはチンプンカンプン(笑)でもこの表現は、きわめて詳しく1行で正確かつ簡略合理的に全てが表記されています。分れば難しくなく

右の裸眼視力 0.1で、 1.0の視力がテストフレームで見えた、球面度数ー2.00で、乱視度数-1.25で乱視軸90度、度数は強すぎない度数で赤側が見えていた、患者さんはお年を召し調節度数+2.50の老眼が必要、右目3度の外斜視と1度の下斜視がある

左の裸眼視力 0.1で、 1.0の視力がテストフレームで見えた、球面度数ー1.75で、乱視度数-0.75で乱視軸180度、度数は強すぎない度数で赤側が見えていた、患者さんはお年を召し調節度数+2.50の老眼が必要、左目3度の外斜視と1度の上斜視がある。

PD(瞳孔間距離)右目中心と左目中心の間の距離、mm表記文字にすると3行ぐらいになるものが、いとも簡潔に表記でき優れた表現方法です。

プラススとマイナス度数
分かりにくいかな~^^;) レンズの後ろに像を結び、対象物が大きく見えるのがプラス度数、
虚像を結ぶすなわち焦点がレンズの後ろで収束せず分散する、或いはレンズの手前で虚像を結ぶ言い換えると目の中に入らず広がってあっち方向へ飛んでいく感じ、分かりにくい?補助線を引くと、光の入社方向の逆にレンズの向こう側に結ぶような感じ、それがマイナスレンズ、ものは小さく 見える。後で図柄入れますね。 ^
^;)

要は、マイナスは中心が薄く外周が分厚く、ものが小さく見える (接眼側のレンズ・・・望遠居を分解するか(笑))一般的によく皆さん掛けてるやつですよ

プラスは、中心が厚く周辺が薄く、ものが大きく見える、拡大鏡のようなレンズ、一般的には老眼鏡のレンズ。で・・・困るのは遠視と老眼とは、レンズは似ているけど全く別のものなのです。

検査では

視力検査

視力表をみてアルファベットのCの字に似た、切れ目の開いた方向を言い当てて、横4個のうち3つ正解だと、次の難しい小さい行のCを言い当て、段々難しくして下げて行き、最後に言い当てられなかった前の視力値が、その人の視力ということになります。

C の切れ目はどう見てもただの切れ目ですね。でも専門的には立派な「最少分離閾(いき)と名前がついている。正しくは、ランドルト環(かん)と呼び、1909年の国際 眼科学会で決定されています。5m離れたところで1.5mmの隙間が見えるとき視力1.0です。これがどの程度分かるかあらわしたものを視力と呼びます。

 

 

度数と視力

度数と視力 視力曲線

近視の場合、度数をどんどん強くしていき中央の最高視力点を超えて過矯正側に行くと視力が下がっていくことが分かる。したがって見えにくいからと言って度数を無闇矢鱈強くすればよく見えるかといえば?視力はだんだん悪くなっていくのです。物事には適度という、言葉の通りです。

網膜位置と視力の関係図

網膜位置と視力の関係図 視力曲線

上記グラフで 視力1.0は相対値であり、1.2とか1.5の視力がランドルト環でみた時見えるのであれば 1.0=1.2とか1.5のことを指します。黄斑中心窩に結像しない斜視などの場合中心以外の網膜で結像しても視力は悪い。黄斑中心窩で色や形などすべての視力を司っている。

目が悪いって?
みなさん眼鏡を掛けていると、いやに自信を持って、いやむしろ胸を張って「目が悪い」\(^o^)/(笑)なんて言います。しかし違うんですねぇ~。 後で説明しますがが目の病気を持たず、近視・遠視・乱視などレンズの度数矯正で片眼(かたがん)視力が1.0~1.2あれば、大丈夫!ほぼ健康な目ということになり、これを眼科では、目が悪いとは言わないのです。

正しい屈折矯正で視力1.2程度が見えるのであれば健康な目と言える。

分り易く、例えば、近視・遠視・乱視の度数は、背の高い人と低い人を比べるようなことに過ぎないのです。背の高い人は体が健康で、低い人は不健康とは言いませんよね。これは、目の玉の大きさの違いや、角膜の歪のあるなし(乱視)の大きさの程度の差に過ぎず、目が悪いとか良いとかという病気ではないのです。

目の玉の大きさで近視か遠視か変わる。(眼軸長)

例えば近視と遠視の場合、1.2程度の視力の出る目を基準にして近視遠視の違いは目の玉の大きさにより決まるものです。

目の玉が大きいければ近視、小さければ遠視です。

 

弱視(じゃくし)

生まれたての子供って視力が悪く、だんだん良く見えるようになっていきます。凡そ6歳で標準的な大きさになると言われています。この間の目の玉の未発達で大きな問題になるのが弱視です。少し目の玉の発達が遅れると網膜の中止に像を描く刺激がなく、弱視すなわち視力が出ず6歳までの間にものがよく見えるようにしてあげないと、一生視力が出ないまま過ごすことになります。

毎日元気に遊んでくれるのは結構なのですが、実は勉強以上に大切な時期を子供たちは過ごしており、視力は手の届く所を見つめて遊びなどをしながら大切な視力が作られています。

弱視になる原因は、目の玉が小さい遠視、角膜に歪がある乱視、目の向きに協調性のない斜視などがあり、出来るだけ早い時期に見つけて治療を施してあげないと取り返しがつかなくなります。3歳児検診?万全ではありません。残念ながらよくすり抜けています。5~6歳の最終コーナーで弱視治療を止む無くしている残念なケースを時々見ます。

両親の悔みは、言語を絶します。ぜひ幼いうちに眼科へ行って検診してあげてください。眼科医は、暗室で光を当てるだけで何が生じているのかすぐ分り、良い手立てを差し伸べてくれます。

また、子供の大切な視機能として両眼視できる、すなわち立体視=距離感を持っているかどうか?もしかすると子供は、可哀そうに片眼だけでものを見ているかもしれません。どういうことか?仮に片手で片方の目を覆い、歩いてみてください。歩けますか?見るものすべてが距離感のない平面的なものになってしまいます。3Dの映画など、見ても楽しくなくなります。

このような場合子供は、倒れやすいとか空間における位置感がない状態です。

生まれてきた何も言えない赤ちゃん、両目で見ているか?どうか確かめる方法。

ちゃんと見えていることを願います。でももしかしたらそうでないかもしれません。早く知れば早いだけ良い治療を受けられちゃんとした視力を得る可能性につながります。簡単にできます。確かに両目を開けて見えている感じでしょうが、赤ちゃんの嫌がることすれば分るのです。見えているのにちょっと意地悪してあげるといいのです。

片手で一方の目を覆(おお)と、邪魔だから小さな手で払いのけようとすれば見えてます。困るのは、何の反応もない場合です。もしそうだったら、一度眼科へ行って確かめましょう。大切な子供の生涯がかかっています。

 

乱視

「僕の目は乱視なんだって((+_+))」
それなんよ?
目が乱れている目ってかい?

 

今でも高齢者の方は、乱視矯正を毛嫌いし「乱視は入れるなっ!」って人がいます。こちらは専門で必要だと思うのですが <m(__)m > 手ごわく屁理屈を言い。説得するのに時々苦労します。実は、本人も内心がっかりしてますが・・・

日本語表現のミダレルと視力は、だいぶ異なる意味合いがあるのです。目が乱れている。ここで万事休す。

乱視は凡(およ)そ角膜で生じる屈折異常。水晶体乱視もありますが、矯正は同じなので、ひっくるめます。

乱視とは、英語表現のシリンダーの方がイメージし易(やす)いでしょう。シリンダーすなわち円柱を想像すれば、大体のレンズ形状を理解できると思います。

見え方は、遊園地のマジックミラーの見え方に近く、タテかヨコあるいはナナメに映る状態に近いと言えます。だたミラーを見る場合、比較的はっきり見えていますが、目に生じる乱視は、ぼやけて見えるか、ダブって見えます。このような屈折異常があると、外部から入ってくる光は、網膜上で結像(結像)し鮮明な点を描けず、焦線(しょうせん)と呼ぶ結像をします。

で、この乱視という屈折の曲者は、少し複雑なのです。乱視の結像で焦線というのは、度数により的に前と後ろにあるやっかいなものです。加えて乱視には軸があり、仮に前の方では90度だが後ろでは180度と・・・前と後ろの間で軸が回旋すしています。

要するに乱視があるとボヤけて見え、目はこの前と後ろでピント合わせをしようするけどどちらもボケる、それもエンドレスに、ピントが合わない。度数の強弱bにもよりますが、一日中目は壊れたオートフォカースのカメラのように、ジーコ・ジーコとエンドレスで無駄な調節作業を際限なくやるので、目が疲れやすいのです。

明るいうちは、そうひどくないのですが、夜顕著にボケたり2重に見えたりして不愉快なものです。

乱視矯正すれば
目は疲れにくく、対象物が色濃く、楽にはっきり見えるようになります。まっ、あれこれ思い煩わず専門に任せれば済むだけのことですが・・・良くあるクレームとして、乱視矯正を行うと脳の分解能に変化が生じ、高さの違いなど違和感を訴えるケースがよくあります。

 

老眼

遠視組と老眼

前述していますが、レンズタイプがプラス度数なので遠視と老眼を混同する場合がよく見られる。若い人は調節力があるので、いくら老眼鏡と同じような大きく見えるレンズを使っていても、意味と目的が根本的に違い、若い人の遠視の場合、適切に矯正すると一つの眼鏡で遠くも近くも見える。遠視なのに自己申告で老眼だと間違った言葉使いをする若い人がいてます。自分の目の正しい呼称を理解してほしいものです。

老眼は、目の中の水晶体=レンズが弾力性を失い、だんだん固くなっていくことで、症状として、初期の場合、近くを見ていて遠くに視線を飛ばしたとき、しばらくぼやけて見えにくくなる。

中期、度数を合わせなければもはや文字が読めない。

後期、見える距離が固定焦点のように、少し離しても、近づけ過ぎても見えない。

このような症状が老眼:調節不良です。言い換えると近くや遠くのピント合わせができにくくなる状態です。

実際にあった例として、老眼を合わせたからもう老眼は、必要ない。何また別に老眼鏡を作れってどういうこっちゃ(+_+)プンプン。実は、最初老眼鏡を作ったのではなく、遠用の眼鏡を作った訳で、その度数に近くを見る度数を加えたメガネが老眼鏡です。

遠く用の眼鏡で文字を読ませたら、読めない。そこで調節度数を合わせた老眼鏡を掛けさせると、おっ、こんな小さな文字が見える!って、それ普通の10ポイントくらいの大きさなんですけど(笑)実証しないとわかってくれません。

いきなり遠くも近くも見える便利な遠近両用って知識はあるようで、メガネの使い方理解していない方へは、先ず遠く近くを別に作ってからでしょう。若い時分から使っていない人に機能性の眼鏡を作ると下方がボケて歩けないなどとクレーム必至で、欲張らないことが無難です。

遠視は、遠くも近くも見えにくいのです。

遠視組の次は近視組の話・・・
近眼組と老眼

今度は、近視の場合。近視のお客さん、近視は老眼にならない\(^o^)/エッヘンこれまた迷信を信じている方が多いです。それでも老化現象は、近視にも起こるのです。

実は、近視も度数程度によりますが、強い近視の場合、メガネを外して見る方がいますが姿勢が悪くなり、このような状態で見るとき見える距離が10cm位の場合、本人は余り気づいていない場合が多く、極端な寄り目に近い状態で目を使い、これを続けると後天的(こうてんてき)な内斜視になる恐れがありお奨めできません。

-2.50~-4.00程度の近視の場合、確かにメガネをはずしてみると、ちょうど老眼鏡をかけた状態と同じ事が目に起こっているので、ある程度距離を離して見え、メガネの掛け外しが苦にならず目が疲れなければ大丈夫でしょう。跳ね上げ式の眼鏡もあります。

老眼は、近視や遠視を問わず万人に平等に訪れる老化現象、適切な眼鏡を使うと言うことは目の健康のため必要です。

遠視も近視も老眼とは、目の中にある水晶体(すいしょうたい)というレンズが、加齢変化で調節力がだんだん衰(おと)える症状を指します。目の断面図を見られると、水晶体は、チン小体を経て毛様体(もうようたい)に連なっており、毛様体が近くを見るとき条件反射的に緊張しせり上がって来てチン小体を緩めます。すると水晶体は、見る方向へ膨(ふく)らむ構造になっておりこれで近くのものを見るピント合わせが無意識のうちになされています。

調節の機序 ピント合わせをする水晶体の弾力性がなくなった状態

このようなピント合わせをする水晶体の弾力性がなくなった状態を老眼、すなわち調節不良が起こっているわけです。年齢と調節力に関しては次の図通り。40歳ぐらいまで、正しく度数補正されていれば、老眼鏡が要らないわけです。

年齢から推測される調節力
↑ 年齢から推測される調節力
※参考文献
『一般屈折検査』医学博士 柵山 冨士雄 監修/和泉 行男 著

時々若いにも関わらず、近視で文字が読めないなどと訴えてこられるケースがよくあります。例にもれずJとかMとかという安売りメガネ店で、視力表測定もなく覗き込んだらそれで測ってメガネを短時間で作ってくれる便利なお店、粗製乱造でないことを祈っています。

あのオートレフという機械、殆ど当てにならないただ参考にするだけですが、やはり視力表を使いこなし度数を決めるべきですが、少し使い方さえわかればこれを読まれる読者でもすぐできるメガネ屋って信用しますか?(笑)

オートレフだけを使って眼鏡の度数確定して作るメガネは、正直恐ろしい代物が出来がります。機械を過信して作ると殆どの場合度数が強くなる傾向があり、専門的には過矯正(かきょうせい)という遠視に似た視力状態、遠くも近くも見えない状態、ということは何も見えないに等しいわけですが・・・加齢変化
老眼の話が出たついで、目の加齢変化にはこの水晶体の老化以外に乱視と斜視がある。

乱視は、若い人たちは、マイナス表記の場合大体180度方向に乱視軸を持ちます。齢を重ねると乱視度数と軸は、変化し乱視軸は、縦方向に変わり度数も強くなる傾向がある。
老眼の度数を合わせたのに、文字が読みづらい。どのメガネもまともに見えない((+_+))なんでだろぉ~ぉ♪((乂(゚◇゚;)≡(;゚◇゚)乂))なんでだろ♪~~~ こういうケースでご来店のお客様が多く、外斜視矯正して見えるようになったという例が多いです。あちらこちらのメガネ店巡りと散在した後の祭りで、ちと厄介です。

 

斜視

内外斜視の遠見と近見の補正斜視の話が少し出たので・・・

加齢(かれい)変化に伴う老眼以外、他でない筆者もその類にもれず内斜視になってました。これは恐らく仕事と比較的密接な関係があります。強度近視なのですが、近くを見るとき裸眼の方が作業しやすいこともあって長年そして長時間、根を詰めて細かい部品など接近作業してきたのが原因でした。同様にお客様で人間国宝の職人さん、時計職人や歯科医など細かい作業の方に多く見受けます。

内外斜視の遠見と近見の補正

ある日、遠くの信号灯を見たら、どちらが実像か自信がなく、ぼやける。眼鏡屋ですが、自分に斜視があるとは疑ってもなく、いろいろ試してみました、どれ斜視検査したらエライコッチャ((+_+))内斜視が検出され、斜視矯正したらハッキリよく見えたというお粗末な結果でした。お客様にはサービスしても、自分だけは、そんなこと、いや絶対にないと言う過信、丸ごと外れててガックリ。スマートフォンの小さな文字を必要以上接近してみている若人へ、言っときます。貴方(あなた)も予備軍 (^^;) 内斜視仲間になりますよ。

内斜視の場合、遠くの信号などが2重に見えどちらが真の像かか分からなくなり数と程度にもよりよるがでの運転など目が疲れやすく、自分の例で言うと、居眠り運転の可能性が高くなり危険というより死にます。 何度か怖い思いしたことあります。 ( > <)

片眼(かたがん)ぞれの視力が良くても両目で見たとき視力が悪い、距離感がない、二重に見える、ぼやけて見えると言った場合に斜視が原因になっている場合が比較的多くみられます。

事務仕事でパソコンに向かっていて長時間作業が出来ない。PCメガネが欲しいほど、ってのは、今までの事例から言えば、殆どの場合「隠(かく)れ斜視」が原因でした。これは薄いレンズ色のPCメガネでは何の解決にもなりません。

2種免許の三桿(さんかん)試験に落ちた場合、殆ど斜視が原因です。

専門店で熟練した従事者でなければ測れず、小マシなメガネ・チェーン店でも無理でしょう。信用重視のデパートだったらなおさら(^^;) 焼きぼっくりに手を突っ込む馬鹿な真似する必要ないでしょう。どんなものか興味あるでしょ?
フレネル膜プリズムは、ここでは長ったらしくなり斜視矯正のページで詳しく触れます。要するに斜視矯正は、光学原理のプリズムを応用し光を曲げるレンズ。一般にマイナスやプラスの球面度数や乱視度数のレンズは、全て最小単位がプリズムによって構成されており、少し専門的高度な応用方法のレンズということでおいておきます。(大分文章が長くなってきた(+
+)ので・・・)

他に見えにくい原因
これ以外に良く見えない原因として代表的なものとして、角膜感染症と器質的障害などがあります。

角膜感染症
急に見えにくい、風邪を引き目ヤニがひどく出た場合、このような場合眼科で治療してもらえば、視力は戻ります。慌ててメガネを新調しないほうが良いです。まずは眼科で角膜の感染症の有無を検査しましょう。

器質的障害
言い換えると心因性の問題(小中学生に多く、比較的両親が熱心過ぎて精神的抑圧などのストレス)で、幾ら測定しても視力が出ない、出ても0.6~0.8止まりの場合がある。このようなとき眼科のカウンセリングを受けるとよいでしょう。
度数と視力の目安表

必ずしもこの通りの視力と度数とではないが一つの目安としてご参考ください。

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