【実施例】 無水晶体眼への眼鏡矯正 遠視性乱視

【実施例】 無水晶体眼への眼鏡矯正 遠視性乱視

2018年3月25日制作

大阪市内在住 65歳男性

目的:水晶体摘出術後の遠用メガネ

留意点:
通常このような度数の場合レンチキュラー(UFOのような真ん中で膨らんでいるタイプのレンズ)が一般的であるが、見え方において全体に度数がある方が目立たず見え方も良いので球面タイプを使用した。

UFO ネット空間をワープ中 (^_^;) 

冗談ですよ。形を説明するより写真で見るほうがわかりやすいでしょう。
レンチキュラーレンズとは、このようなものです!

 レンチキュラーレンズ

像が逆さま、でも大丈夫、目の前に置くと像は正常に目に映ります。
光学原理で焦点を超えると像は逆さまになっただけのこと。

心配いりません。よくこの質問ありますが大丈夫ちゃんと見えます。専門的に言うと接眼レンズと対物レンズの違いとでも言っておきます。

レンチキュラーレンズ

さてお話は本題に戻ります。

度数
右 S + 11.50C – 0.75A90
左 S + 11.50C – 0.50A80
瞳孔間距離 64

予算の都合上、レンズを薄くしない選択を希望され通常の作り方で作ったケース

ユーザーの声:
あ~やっと見えるようになった。よく見えるようになった。
ありがとう。

 

眼鏡矯正

未加工のレンズ

横から見た厚み

加工後

レンズをフレームに取り付けた状態

フレームの厚さがあるので相対的にさほどレンズの厚みは目立たないが、重量的に大分重たくなった。プラスチックレンズなので使用に耐えないほどの事はない。

レンズをフレームに取り付けた状態

正面からの見た目はプラス度数でレンズ内部でゴーストが生じないのでさほど厚みを感じさせない。レンズの外周は鏡面研磨してある。

 

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