階段を踏み外す

 階段を踏み外す 文字が読めない

 

ケース

レーシック術後眼　上下斜位と外斜位

ユーザー

兵庫県 男性 68歳

主訴

何処で作っても目にしっくり来る眼鏡に出会えなかった。

眼鏡をこれまでに数十個作ったが、どれも数分として掛けられない。しかたなく老眼鏡だけを作ったがそれもまともに見えない。

日常生活で階段などを幾度も踏み外す。足元がフワフワしてハッキリ見えない。

既往歴

レーシック術を受けた

検査前の簡単な検査

筆者：遠くを見ながら片手で眼前で右左交互にカバーして、水平線がジャンプしないか？

被検者：おっ 　だいぶジャンプする

筆者：遠くを見ながら同様に片手を目前でカバーし、垂直なものが左右に移動しないか？

被検者：だいぶ右左位置が違う

明らかな上下と水平方向の斜位が疑われた

屈折検査と両眼視機能検査の　結果

度数

右目　裸眼視力　０.９　矯正視力　１.２　X　S＋０.７５

左目　裸眼視力　０.９　矯正視力　１.２　X　S＋０.５０；　C－０.５０　AX　１７０

近見加入　両眼とも　S＋２.７５

プリズム矯正

右目　BI　０.５０⊿　BD　１.００⊿

左目　BI　０.５０⊿　BU　１.００⊿

斜位のタイプ

外斜位と上下斜位の複合斜位

（略号説明　S＝球面度数　C＝乱視度数　AX＝乱視軸　近用加入＝近くを見やすくする老眼度数　瞳孔間距離＝右目と左目の中心間の距離　BI：基底内方　BD；基底下方　BU：基底上方）

 

---

眼鏡製作

 

 

眼鏡完成手渡し後

眼鏡手渡し後のユーザー：笑みがこぼれていた。文字は難なく読むことが出来、歩いてみてフワフワ感なく、遠くを見る見え方は若かりし頃の視力とのこと･･･これだけシックリ来たメガネは初めて。

希望しておられた軽さに関し、眼鏡全体の重量がかなり軽い１４.５ｇで、「申し分ない」と納得されていた。