中心暗点へのアプローチ(approach)

中心暗点へのアプローチ(approach)

眼球図181016

眼球図181016

 

黄斑中心窩

黄斑中心窩

 

中心暗点で困っている

緑内障・黄斑変性症・レーベル病など全盲ではないが中心暗点の煩わしさで困られている来客がよくあり日常生活に大きな支障を生じ困っておられることに対し様々な対応を行ってきた。眼鏡で画期的(困窮の程度と感じ方による)とは言わないまでも日常生活で困窮しておられる方々に筆者なりに研究する方法で対応してきた方法がある。

ものが見えにくくなるには様々な原因がある。病気に対するメカニズムは、眼科専門医の領域であり我々眼鏡に従事する者の領域ではなく専門医に任せるとして、では我々眼鏡従事者に出来ることは何か?この観点から役立つ手法について過去の経験などから少し述べてみる。

網膜の異常

目が見えにくくなる場所を目の構造から考えた場合、眼球:目の中で生じる屈折異常=光線の結像位置、網膜の異常などがある。

網膜に結像する光線位置、眼球の大きい(近視)小さい(遠視)、角膜の歪み(乱視)などによる屈折異常。眼外筋の恊働性が悪い斜位・斜視、結像位置が黄斑中心窩からズレてボヤけて見えにくい場合、右左の目で見える像が2重見えるなどがあるが主題とするのは中心暗点が生じる黄斑変性症などについて。

視神経の異常

網膜から脳に至る視神経束が外側から枯れて行く緑内障や視神経が次第に萎縮するレーベル病など。


網膜上まだ見える「傍中心窩」

人は網膜の中心にある黄斑中心窩で見て視力すなわち形や色などを見ている。色や形を認識する視力の殆どは網膜の中心にある「黄斑中心窩」で生じている。緑内障やレーベル病の場合は視神経信号伝達経路、黄斑変性の場合は網膜自体すなわちカメラに例えればフィルム部分に障害が生じ、見える像の中心部分が黒くあるいは白く見え生活に大きな支障があってもその周辺=「傍中心窩」が見えている場合がありそこを活かしたケースなど・・・

そらし目

中心暗点が生じた場合、「そらし見」すなわち正面を向きながら見える部分が左右上下にある場合見える部分「傍中心窩」で見る工夫をしている黄斑ジストマ患者にその例を過去に見ている。

見える位置を移動

しかし楽な姿勢で正面向いて見えているわけでなく生活上不都合が生じたり人と接したりする場合目線位置が異常なため相手に悪印象を気にする場合など、改善可能な方法がある。

「傍中心窩」は黄斑中心窩ほどの視力は無い。しかしなんとか日常生活で見えて使える場合が過去に数例あった。黄斑中心窩は暗点が生じていてもその外周部には「傍中心窩」という部分で程度見えるのであればこれを正面方向で見えるようにする方法や光学系を使用する方法で改善ができる場合がある。

研究

あえて具体的な手法の説明をここでは行わない。もし困っておられ少しでも改善したいなど興味のある方へ装着テストや眼鏡調整を研究的に行っている。

 

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