【実施例190622】遠視性乱視 子供めがね

【実施例190622】遠視性乱視 子供めがね

東大阪市 3歳 男児

留意点 : 軽量化 左右で度数差がS+1.00あり、眼鏡がずり下がらないように。

度数

右 S+4.50;C-0.50 A180 (S:球面度数 C:乱視度数 A: 乱視軸度)

左 S+5.50;C-0.50 A180

身近にある拡大鏡の度数は、だいたいS+4.00程度で、これからおおよそ厚みに対し工夫のない場合の拡大鏡厚みと比較すると理解しやすい。薄研磨加工のない標準レンズを使用しフレームに合わせ外周加工した時のレンズ重量は13.9gである。しかしこのケースのように模擬検証で約半分の7.7gに設計図で減量化確認、これによりレンズ発注製作。

レンズ納期: オンライン発注後4日間 レンズ外周加工は即日

瞳孔間距離 49.5mm

眼鏡総重量 14.6g


レンズ発注までのプロセス

アイポイント測定

アイポイント測定

 

アイポイント測定2

アイポイント測定2

上記フレームからアイポイント座標を測定、データ入力

レンズレイアウト図

フレーム上のアイポイント座標

フレーム上のアイポイント座標

 

厚みと重量の模擬的検証

厚みと重量の模擬的検証

 

外周加工組み立て後

外周加工組み立て後概略

上部からのレンズ厚観察

上部からのレンズ厚観察

比較的強い遠視のレンズであるが、フレームのリム部からレンズははみ出していないのがわかる。

安全対策

レンズ外周加工は、特に幼児の場合いずれも例外なく破れにくい素材を選択使用し、加えて万一の場合に備え無理な負担が眼鏡に加わった時怪我をさせない安全のためレンズ加工面はツルッとした鏡面研磨を施し無理な力が加わった時レンズがフレーム上で破れる前にフレームからレンズを抜け落とさせるファイルセーフ採用。

 

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