【190828実施例】内斜視 12.00⊿

【190828実施例】内斜視 12.00⊿

大阪市在住 83歳 女性

眼科 処方

27歳頃からバセドウ病(甲状腺の病気)を患ってきたという。

主訴:

物がダブって見える、取ろうとしたものが見た位置に無い。複視によるストレスが大きい。

困窮度 : 高

度数 (プリズム矯正メガネ)

右目 S±0.00;C-1.25A90 (単性乱視)

左目 S-0.25;C-1.00A90 (近視性乱視)

プリズム度数 (内斜視矯正)

右目 ベースアウト 6.00⊿

左目 ベースアウト 6.00⊿

瞳孔間距離 61.0mm


レンズ詳細

レンズは耳側で厚みが出るので厚み部分を切削研磨する説明の補助線を書き込んである。基本的にこのような特殊眼鏡の場合フレームの持ち込みは遠慮願っていますが、お気に入りだという強い要望に応じて使用中のフレーム使用を引き受けた。複視矯正メガネ。

持ち込まれたフレーム重量が23.0gあるためレンズを軽量化し約9.0g程度加わる説明を行ったが眼鏡の重量は32.0gを予定。

 

染色:フェアブラウン 25%全面

レンズレイアウト 図面

レンズレイアウト 図面

 

ベースアウト12.00⊿内斜視

ベースアウト12.00⊿内斜視

眼鏡装着概要

このようなプリズム矯正の場合中心が偏移し合わないと処方のプリズム度数は変化し所定の矯正効果を得れなくなる場合がある。

目とレンズの中心一致確認

目とレンズの中心一致確認

このケースでは比較的強度の内斜視矯正であるが、さらに強いプリズム矯正も行っており両眼合わせて20.00プリズムディオプターまで製作している。さらに強いプリズム矯正も特殊な手法で矯正できる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました