眼振があるがせめて原付免許でも

眼振があるがせめて原付免許でも

実装直後精密調整前

実装直後精密調整前

ユーザー

大阪府 49歳 男性

眼振

強い先天性の眼振があり視力に障害があり某医科大脳外科で眼振の手術を受け、眼振は依然残っているが手術は成功した。自動車免許までとは願わずとも最低限原付免許合格できる視力0.5を確保したい。昨年2019某眼鏡チェーン店で作った眼鏡では免許用視力検査すらおぼつかず、調子の良い時矯正視力0.3 調子が悪いと 0.2しかでないため悶々とされていた。夜見にくくなる。ひどい肩こりと目が疲れやすい。

しかし当店で矯正後、両眼矯正視力0.7p(p:パーシャル 0.6以上0.7未満)を得ることができた。


現在の裸眼視力 

右 0.15
左 0.15

使用中の眼鏡度数(某眼鏡チェーンZで測定調整品)2019年購入

遠用

 

眼鏡チェーン店で作った眼鏡

安売り眼鏡チェーン店で作った眼鏡

 

0.15 X S+1.00C-1.50A169
0.2p X S+1.50C-1.75A7
PD 67mm 

教習所の視力試験で不合格、両眼矯正視力 : 0.2p~0.3(体調により異なり安定しない)

 

近用

 

使用中の眼鏡

使用中の近用眼鏡

 

近用眼鏡(老眼鏡)7~8年前ご購入

S+2.00

S+2.50C-1.00A20

PD:62.5

上記眼鏡はいずれもプリズム矯正無し。


当店測定後の度数と矯正視力

目的 遠用(自動車運転免許視力試験用)

 

目の中心位置測定直後

目の中心位置測定直後

 

左右の目の中心座標(フレーム上)

  中央より 右32.0 左 30.0
  下端より  20.0   19.0

 

レンズ軽量化

上記目の中心をメガネフレームに捉え、目の中心位置とフレーム形状は互いに影響し合い、厚みと重量に影響を及ぼすため軽量化を図るため図面上模擬計測し最軽量かつ薄さを割り出し発注を行う作業を常としている。

 

レンズを薄く軽くするための設計図面

レンズを薄く軽くするための設計図面

 

レンズ納期

レンズはオンライ発注後、通常5日ほどの納期で納品されレンズ到着後即日加工により6日程度で手渡し可能である。

 

加工直前のレンズとフレーム

加工直前のレンズとフレーム

 

完成写真

外周加工を経て取り付けた状態

 

新しく制作したプリズム矯正眼鏡

新しく制作したプリズム矯正眼鏡

 

フレーム上部からの概要

フレーム上部からの概要

 

矯正視力 (眼振などによる弱視者の矯正視力を晴眼者視力と比較してもあまり意味がない)

矯正最高視力

0.5 X S+0.25C-1.75A175  BO 2.00⊿

0.5 X S+0.50C-1.50A10   BO 2.00⊿

瞳孔間距離 :62mm

 

実装後の矯正視力

 

実装直後精密調整前

実装直後精密調整前

 

装着時左に光学中心が全体に左へ変移しているので、この後調整

 

視力改善

片眼づつの矯正視力は左右それぞれ 0.5 であるが、このケースでは両眼視機能が機能することで更に良好な視力0.7pを得た。

両眼視矯正視力 0.7p

明るくはっきり色濃く楽に見えるようになった。

 

あとがき

当初ユーザーが希望していた原付免許の両眼で矯正視力0.5以上0.7pが確保できた。屈折異常矯正後解析能が時間とともに良くなれば普通免許も視野にいれる可能性も無いとは言えないのではないかと考える。

残念なのは、他で安価に手に入れた眼鏡により目的の運転免許を得るのに失敗しその後1年間ほど悩み視力に自身を持てない状態は推して知るべしである。

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