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脳梗塞後遺症による視野の見えづらさについてのご相談

脳梗塞後遺症による視野の見えづらさについてのご相談

脳外科・眼科・リハビリ関係の方から、見え方に関するご相談をいただくことがあります。

 独自に工夫してきた測定・設計方法をもとに、 日常生活での見え方の負担を軽減したいという方から多くのご相談をいただいています。 感じ方には個人差があります。
脳梗塞・脳内出血・脳腫瘍などの後遺症で生じる 同名半盲・四分の一同名半盲による見えづらさについて、 日常生活での見え方を補助するための眼鏡設計の選択肢をご案内しています。
当店では、日常使用で違和感が出やすい場合があるため、 貼付型のフレネル膜フィルムは取り扱っていません。

同名半盲用プリズム眼鏡 比較表

比較項目

フレネル膜プリズム(他店品)

プリズム組込みレンズ

めがねのホシノ製

使用プリズム

フレネル・プリズム膜

プリズム組込みレンズ

視野の見え方

小窓部分のみで欠損視野を補助

レンズ全体で視野情報を補助

装用感

プリズム部と通常視野部の境界を感じやすい

自然な視野に近い見え方

視野の連続性

視野が分断されやすい

視野の連続性が高い

対象物の鮮明さ

像がぼやけやすい

鮮明な像で認識しやすい

半盲側の認知

対象物の存在は分かるが判別しにくい場合がある

人や障害物を認識しやすい

距離感

慣れが必要な場合がある

比較的自然な距離感

歩行時の安全性

障害物の発見補助が中心

認知と回避行動を支援

対向者・障害物回避

接近物の判別が困難な場合がある

対向者や障害物を確認しやすい

使用プリズム度数

約40Δ前後 移動

約10Δ前後 移動

視力への影響

コントラスト低下や視力低下が生じる場合がある

矯正視力を維持しやすい

光学性能

光の散乱・反射が多い

一般レンズに近い光学性能

斜位矯正

精密な補正は困難

水平・垂直斜位を精密補正可能

個別設計

限定的

半盲範囲や眼位に応じた個別設計が可能

外観

フィルムが目立つ場合がある

通常の眼鏡に近い外観

耐久性

剥離・劣化しやすい

通常レンズと同等

清掃・取扱い

貼り替えが必要になる場合がある

一般の眼鏡と同様

加工方法

カットして貼り付ける

高精度な光学設計・加工

レンズ構造

薄い樹脂フィルム

立体的な光学構造

重量

軽量

設計によっては厚く重くなる場合がある

装用寿命

フィルムの劣化により交換が必要

一般的な眼鏡レンズと同等

メンテナンス

貼り替えや再調整が必要になる場合がある

特別なメンテナンスは不要

慣れやすさ

順応期間が必要な場合がある

自然な見え方のため慣れやすい傾向

適応用途

試験装用・リハビリ用途が中心

日常生活での継続使用を目的

価格

比較的安価

オーダーメイドのため高価

フレネル膜プリズムは、同名半盲の見え方を確認する際や、視野の使い方を工夫する場面で利用されることがあります。

プリズム組込みレンズは、視力の低下をできるだけ避けながら、半盲側の見えづらさに対して日常生活での見え方を補助するための設計です。感じ方には個人差がありますが、歩行時の不安が和らいだとお話しされる方もいらっしゃいます。

視野そのものを広げるものではありませんが、視線の使い方が変わることで“見えやすく感じる”とお話しされる方もいます。半盲による見えづらさの負担を、日常生活の中で少しでも軽くしたいという方に向けた眼鏡設計です。

フレネルと組込レンズとの違い

従来型のフレネル膜プリズム使用の眼鏡

当店開発のプリズム組込レンズの眼鏡↓

同名半盲改善の眼鏡
      同名半盲改善の眼鏡

 一般的に、左右どちらかの視野が見えづらくなることで、歩行時に対向してくる人や車に気づきにくく、不安を感じる方がいらっしゃいます。
当店では、見えている側の視野を活かしながら、見えづらい側の情報を意識しやすくするための像の位置の工夫について、ご相談をいただくことがあります。

 右目・左目の網膜からの視神経は、それぞれ左右の脳へ分かれてつながっており、その部位の状態によって、見えづらくなる範囲が変わります。
下図右の黒い部分は、見えづらさが生じている範囲(視野欠損部)を示しています。

 左右それぞれの目から左右の脳へ視神経束が伸びており、その一部の状態によって、左右の目で見たときに同じ側の視野が見えづらくなることがあり、これを同名半盲と呼びます。
部分的に見えづらさが生じる「四分の一同名半盲」と呼ばれる状態もあります。


脳梗塞・脳内出血・脳腫瘍などの後遺症による同名半盲がある方の中には、斜位が関係して見え方に違和感が生じている場合があり、斜位の状態を確認したうえで、日常生活での見え方を補助するための像の位置の工夫について検討することがあります。

 斜位の状態を確認せずに、強いプリズム量の貼付型フレネル膜を両眼に用いた眼鏡が、日常生活でうまく使いこなせないというご相談をいただくことがあります。
当店では、解像度の高いプリズム組み込みレンズを用い、一般的な眼鏡と同じようなかけ方でご使用いただくことを前提に設計しています。
正面方向の見え方について、「視野が広がったように感じる」とお話しされる方もいらっしゃいますが、感じ方には個人差があります。

「ぼやけて見える」「よく見えない」といった見え方の違和感がある場合、はっきりと二重に見える「複視」であれば比較的分かりやすいのですが、ご本人も説明しづらい違和感の背景に斜位が関係していることがあります。 斜位の状態を確認し、日常生活での見え方の負担を少しでも和らげることを目標に、像の位置の工夫について検討します。 強いプリズムを用いて、見えている側から見えづらい側へ像の位置を変えることで、「視野が広がったように感じる」とお話しされる方もいらっしゃいますが、感じ方には個人差があります。どのように像が見えるかを確認していただいたうえで、眼鏡をお作りしています。

 

お問い合わせの際には、脳外科・眼科で実施された視野測定図(自動または手動によるもの)があれば(スマホ撮影した写真でも可)、写真をお問い合わせ欄から添付していただくか、事前にメールまたは郵送でお送りいただけると、対応の可否についての目安をお伝えしやすくなります。

これらの見え方に関する検査は、ご本人の「視標を見て、簡単な質問に答えていただく自覚的な検査」が重要な要素になります。 言語による意思表示が難しい場合や、検査中の集中が保てない場合には、十分な確認ができないことがあり、その際は検査や眼鏡作成をお受けできない場合があります。

検査枠は約1時間半を目安に予約制でご用意し、その中で20〜30分程度、視標を見て答えていただく検査を行います。体力的・精神的な負担が大きい場合には、無理のない範囲で進めることを心がけています。

価格は、度数や設計の難易度によって変動するため、検査を行ったうえでお見積もりをご提示しています。一般的な眼鏡店の価格体系とは異なる場合がありますので、まずは現在の見え方や状態についてお話を伺ったうえで、ご説明させていただきます。

視神経と神経束分布
視神経と神経束分布

 

見えづらさによる不安を少しでも和らげ、安心して歩ける毎日を目指したい方に向けて、日常生活での見え方を補助するためのレンズ設計をご案内しています。

ご利用者から“見えやすく感じた”という声をいただくことがあり、そのような変化につながればと願っています。

当店では、独自に工夫した測定方法とレンズ設計を用いて、視野の見えづらさに対して日常生活での見え方を補助するための眼鏡設計を行っています。

ご利用者からは、

「見えやすく感じるようになった」

「歩行時の不安が和らいだ気がする」

「一人で歩くときの安心感が増えた」

といった主観的な声をいただくことがあります。 感じ方には個人差があります。

丁寧なテストと調整

測定後は仮枠で見え方を確認し、ご納得いただいたうえで制作に進みます。 完成までの目安は約10日です。 お渡し後は定期的に点検し、最初の4か月間は経過を確認しながら調整を行っています。


精密な検査と安心の加工

脳疾患の後遺症で斜位が関係している場合があるため、目の位置の傾向を確認し、日常生活での見え方の負担をできるだけ減らせるよう度数を検討します。 そのうえでレンズを発注し、当店で加工しています。

貼付型のフレネル膜フィルムは、日常使用で違和感が出る場合があるため、当店では取り扱っていません。 透明度と精度を重視したプリズム組み込みレンズを採用しています。

プリズムを用いたレンズでは、見えている側の視野を活かしながら、見えづらい側の情報を意識しやすくなる場合があります。 距離によって像の位置の感じ方が変わるため、実際に見え方を確認していただきながら調整を行います。 視野そのものが回復するわけではありませんが、“見えやすく感じる”とお話しされる方もいらっしゃいます。

距離が離れるほど、像の位置の変化を大きく感じる場合があります。
また、実際のご利用者から「こうすると見えやすく感じる」といった工夫を教えていただくこともあり、見え方の感じ方には個人差があります。

  眼鏡を掛け始めた当初は、見え方の変化を感じる方もいらっしゃいますが、 日常の習慣によって気づきにくい場合もあります。 使い続ける中で「こういう見え方なのだ」と理解が深まり、後から納得されるケースもあります。
なお、視野そのものが回復するわけではありません。 あくまで 日常生活での見え方を補助するための設計 である点をご理解いただければ幸いです。

ご注意

 検査は、相応の特殊な検査機器と時間労力を要し安易な気持ちでのご依頼はご遠慮下さい。検査は、視標を見させ発せられる簡単な質問に対する受け答えにより快適に見える度数を割り出します。このため検査を受ける側は、協力的かつ明快に答えていただく必要があります。

 検査には特殊な機器と一定の時間が必要となり、 視標を見て質問に答えていただく「自覚的な検査」が中心となります。 そのため、検査中に十分な受け答えができない場合には、 正確な確認が難しく、検査や眼鏡作成をお受けできないことがあります。
計測後はテストフレームを装着し、見え方を確認していただきます。 即日で検査が完了する場合もあれば、日を改めて行うこともあります。

【 保 証 】

 検査後に見え方をご確認いただき、ご納得のうえで制作に進みます。 お渡し後は、1週間・1か月・3か月のタイミングで経過を確認し、 必要に応じて調整を行っています。
お渡し後4か月と7日間の期間内に見え方に違和感がある場合は、 レンズの再作成を含めた再測定を無料で行っています(初回1回のみ)。 その後1年間は、レンズ代の半額で再作成を承っています。 

例1 像を移動(オレンジ色のシールはレンズの中心を自覚と他覚で確認するためのもので、目とレンズ中心一致確認終了後外します)

例1-1
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例1-2
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例1-3
例1-3

例2 移動

例2-1
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例2-2
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例3 像を移動

例3-1
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例3-2
例3-2
例3-3
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例4 像を移動

例4-1
例4-1
例4-2
例4-2
例4-3
例4-3

 

例5 像を垂直に持ち上げた。水平と垂直方向への複合移動。ユーザーの見る上部が見えないため、見える下部を上部へ移動。

例5-1
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例5-2
例5-2
例5-3
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