【実施例200118】怪我による強い乱視 運転免許更新
大阪市内 男性 75歳
要望
若い時目に怪我、虹彩欠損があるとともに強い乱視があり、8年ほど前に作った使用中の眼鏡が最近見えにくく日頃の車の運転など視力に自身が持てない。来年の運転免許更新の視力検査にパスするように度数を合わせて欲しい。
使用中の眼鏡の度数(他店品)
右 0.4 X S+1.25C-5.00A20
左 0.6 X S-3.00C-0.50A70
視力測定結果
右 裸眼0.15 矯正1.0XS+0.75C-4.25A100
左 裸眼0.1 矯正1.2XS-2.25C-1.25A15
遠用瞳孔間距離(左右の目の中心間距離)=62.5
改善点
右 乱視軸が現在の目と合っていない、乱視度数が少し強すぎる
左 乱視度数が不足気味で乱視軸が合っていない、乱視度数を強めたため球面度数が過矯正気味になるので減度、
観察 (他覚的視力測定は全ての方に行いユーザー観察可能)
両眼ともに濁りが検出され、白内障の疑い。
右目は凹凸が観察され比較的強い乱視が観察される。
右目拡大図
右目虹彩上部に裂孔があり、裂孔部から光が差し込むと眩しさの原因になりうるが聞いたところ日頃さほど眩しさを感じないとのこと。上まぶたが下がっており裂孔部を遮っているので特段対策を講じる必要無いと考えられるので、レンズが紫外線に反応し自動着色して光線量を調節する「調光レンズ」は敢えて勧めなかった。
レンズ図面
眼鏡装着
調整前:レンズ中心が上部へずれておりレンズ中心が上へずれている。」調整後の撮影を忘れたが、正確に調整を行っていることを付け加えておく。
ユーザーの反応と結果
「以前より良く見えようになった。見るものが色濃く明るく見える」
矯正視力: 右 1.0 左 1.2
両眼視力: 1.2 運転免許更新時の視力検査に耐えうる視力状態。
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