目とレンズ中心があっていない

目とレンズ中心があっていない

このような例がご来店のお客様が掛けている眼鏡で大変多く見られます。

確認をしなかった本人が悪いとは、このような場合眼鏡店は言えない・・・と思う。

透明なものは商品透明性がない

レンズは透明、ユーザーが確認する術がない。透明な中心は見てわからない・・・だろうか?

透明なレンズには「商品透明性」が全くない。しかし確認する方法はある。少し方法を知っていれば未然に防ぐ方法がある。本サイト内各所でこのことに触れている。

日本と国際特許許収得に至ったということは今までこの問題が内外ともに解決されていなかったことを意味する。

眼鏡屋なのでメガネに関する筆者の特許庁登録済特許と関連がある。

中心が違うってことは?

中心が全く合っていない実例

事例で説明

写真の

1)白い線は目の中心 (角膜頂点反射点に基線を入れた)
2)赤い線は、レンズの持つ中心点

それは

写真から分かるのはレンズ中心が目とあっていない。

原因

まず眼鏡店は正確に目の中心位置を測定していない場合が多い、素人考えでも少し眼鏡について分かれば単純に眼鏡店はレンズ光学中心を合わせてくれただろうと信じている。しかし過信してはならない。なぜなら、納得の行く自分の目で確かめた覚えがあるか?

殆ど100%に近い殆どの眼鏡ユーザーが自分の目で中心が合わされているか確かめていない。そういうことをユーザーが無関心でゆるしている側面もある。また我々の業界の商習慣にも問題が有る。

どう中心を確かめるか?方法

遠近両用レンズ(累進屈折力レンズ)には、ほとんどのメーカ品であればレンズ上に見えにくいが「隠しマーク」が右左それぞれ2点施されている。(安物普及品は、時としてこの隠しマークを見つけにくいものがある)

このような「遠く」と「近く」が見えるような機能性は、レンズに初期設定・デザインされた目の中心に合わせる位置を測定しなければ合うはずは最初から無い。よくある話として、「眼科処方箋がありメガネフレームを決めたらメガネを作ってくれた」なら中心が合わない可能性大。事視力を左右する大切なことである。

この様な遠近両用メガネのレンズを薄くするため遠用中心にプリズムシニングという特殊な度数処理がされており単純にレンズメーターで中心を求めるのが手間なため、簡易な方法としてレンズには隠しマークが施されており、そこに印を入れ、各メーカーが提供するチェックシールを印に合わせ貼ると、簡単に機能性レンズにデザインされた遠用中心を求めることが出来るようになっている。

このようなシールを写真のようにテストシールを貼ると簡単にレンズ中心求めることが出来る。この様なシールをレンズに張ってもらい鏡などで見て中心の一致不一致を簡単に知ることが出来る。

このケースで分かることは、小売店側の加工に誤りがある

後で取り返しがつかない

ユーザーはこのような劣悪な状態のものを数年使用してきた。可能性として中心不一致のために斜位が生じたかと考えたり色々考えが巡る。経済的「安価」が生み出す雑な眼鏡は、結果としてユーザーの目に価格で済まない後天的な異常を目に及ぼす場合がある。目に予期せぬ変化が生じてしまって「有り難いと」思うかどうかわからない。「求めやすいセット価格」とは引き合いにならないもとに戻らない斜位・斜視などが目に生じてしまう憂慮がある。

改善策

このように目の中心に合わないレンズは、作り直しをする以外殆ど再生の方法はありません。惜しいと思うより目のためには破棄し新たにレンズを入れ直すほうが早道。正確な測定が必要な所以がここにある。

 

レンズの価格

一度斜位が生じてしまった目。一度斜位・斜視が生じてしまうと今度は更に高度な両眼視機能検査ができる数少ない眼科や眼鏡店で最初買ったときとは期待と予想を全く超える価格の眼鏡を購入しなければ、もはやよく見えなくなる。

「安物買いの銭失い」

単純に悪い眼鏡買って失うものが金銭的損失であればそれはそれで仕方ないと我慢できよう。この場合斜位や斜視を貰う目の変化=体の変化変調による損失は取り戻すことができなくなる。これを自己責任と呼ぶものだろうか悩む。

 

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