head_img
head_img
  •  

ユーザーがよく使う「乱視なのですが・・・」Are you 乱視? 実は斜視のことだった。

2017年5月6日

「乱視がひどくて、乱視を合わせてほしい」

多くの方々が来店時、開口一発「乱視がひどくて、乱視を合わせてほしい」ネットで直ぐ出てくる安売り眼鏡店の数々でどう合わせたのか掛けているメガネがシックリ来ない。メガネをアチラコチラで作ってもまともに見える眼鏡がなく4~5本作ったがどれもこれも見難い。

1)乱視とどうして判断?

このようなケースで話を伺うと、安売り眼鏡店(お客様と同等か少し小ましな知識レベル)が発した「乱視が強いですね」。この言葉、強く印象に残る。オウム返しに良く分からず使っているケースが多い。又眼科などでも同様にこの点を強調すれば、乱視を重点的に検査し処方箋をもらって眼鏡を作るが問題解決に至らず本人は何時までも仕事の上で見えにくいストレスを感じながら同じ問題をぐるぐる巡りしている。

業界には「乱視研究会」ってものまでござる(笑)プロの集団なのか素人集団なのか今もって不明。

ネットの問題解決コーナーで「乱視が有り見難いのでどうしたら良いか」などの質問は、そのまま乱視の話と理解するか?質問を発した方はド素人であることを斟酌する必要がある。これを前提に状況読まなくてはならない。乱視も斜視も症状として、ボヤけて見える共通点が有り、殆どの場合混同している。

網膜の中心、黄斑中心窩に結像しない斜視など像がぼやけ・視力がグラフのように悪くなります。グラフ左垂直の数字表示は視力ではなく、持てる視力に対する程度と考えて下さい。

 

2)本当に乱視の問題かどうか?

このような場合、問題の所在が何処にあるか?片眼左右それぞれ手で覆って見て、それぞれがボヤけて見えるならば、乱視の問題であるといえる。

片眼で良好な視力だが両眼視した時見え方がおかしい場合、斜視即ち右左の目で見る視軸の異常が生じている場合が多い。続く悲劇は・・・

片眼づゝよく見えるように矯正し、両目で見た途端、吐きそうに成る、目が痛い、目が重たい、眼鏡を外したく成るなどと訴えた場合。くだんの技術者は度数を下げるしか術がなく眼鏡の度数はどんどん下げ、今度は目は痛くないがボヤケて見えにくく成る。薄っすら内心「なんでだろう~なんでだろう~」

像がハッキリ見えるまで度数矯正すると、両眼視した時左右の像の位置がズレていることが顕著になり、脳はそれを一つに合わせようと目の外側の眼外筋が調節しようとする。しかし合わせきれない場合違和感や苦痛になってしまう。このような場合「斜視」を課題にする必要がある場合が多い。

ズレた程度にもよるが持てる調節力で視軸調節できれば、大好きな「慣れて下さい」しばらくすれば問題が無くなる場合もある。しかし1~2メータほどの距離でどうしてもボヤけて見え、異常があり見えにくいのであれば斜視矯正の必要がある場合が多い。

商売っ気の多い場合、突然中近タイプの累進屈折レンズで誤魔化されてご来店のケースもよくある。この程度くらいまで来ると予備知識はかなり出来上がっており、ユーザーは殆ど疑心暗鬼で防衛隊体勢で説明に苦労する場合が多い。

3)ブルーカットの効果?

PC作業で30分として向かい合えない、勘に頼って作業をしている場合など、堪らずJ社のPC眼鏡を買ってみたが何の改善もない・・・信ずる者は救われる方式でPCメガネは手放せない。確かにブルーカットより風防効果でドライアイ対策になっている場合はあながち的外れとは言い切れない。

迎合し新たな需要を画策するレンズメーカーの新製品紹介で目に有害とされるブルー光除去は今やその波長域を拡大した!(笑)・・・入手困難なトライアルレンズを数ヶ月待ってようやく入手しテストしてみた。気休め程度には効果ある感じがする、しかしやはり気休めドラスティックな改善にはつながらない感じ。ガッカリ (=^・^=)

4)よくある眼鏡の作り方 弱矯正にしてしまう・・・遠くも近くも見えない遠近両用メガネ(笑)

一般的に違和感が生じる場合、ユーザーが度数が強く感じると言う場合、技能や知識を持たない技術者(と呼べるか?知らないけど(笑))は、ご希望に合わせ弱めに作りその場しのぎするケースが少なくない。持ち込まれるメガネを検査していて技術者の苦悩がありあり。遠近両用メガネなどでよくあるのは、遠くも近くも見えにくい眼鏡をお渡し。分からないユーザーは、実に悪循環をぐるぐる繰り返し、解決に至らず数年間苦しんできたと言うケースをよく目にする。

むしろ興味があるのは、どういう風にユーザーを説き伏せたのか?この方面の技術=話法は、愚直な小生を上回る。『この値段なら我慢しろ』かもしれない。

4)専門店を探すのは困難

ネット検索で、価格訴求・デサイン・手軽最寄りのサイトを候補に上げる検索エンジン:クローラーやSEO対策が不十分な点にも問題がある。努力し見つけやすいように努力を傾ける以外無い。こと眼鏡店に関して言うなら、極端な二分化が進み良質な専門店が極めて少なくなってきている。少し地方に行けば眼鏡店は、量販安売り店だけで落とされた「安売り原子爆弾」で良質な専門技術店は淘汰され焼け野原、日本中同じ名前の眼鏡店。眼鏡ユーザーもこの点、真剣によく考えなければならなくなってきている。

価格は品質を反映する。技術レベルに合わせこの値段ならこの技術だということに気づき始めたユーザー。





 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です



ページトップに戻る