2017

いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

強度の複合斜視

レンズ製作に対する留意点 この眼鏡で使用するレンズは上記設計図をオンラインで直接製造ラインに生産指示を行い作った。レンズは可能な限り薄く(当然軽くなる)するために不必要な部分は工程上削り飛ばされ、一般的な同心円でなく写真のような月が欠けたような形状に仕上がりメーカーから送品されたものを当店で加工を行ったもの。鼻側の薄くなった部分は、ナイフエッジのように鋭利に仕上がっている。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

何が出来るか?

これはレンズの全く異なる性質と度数を持つものを左右それぞれ一つのリム空間に合体させる試みである。累進レンズの遠用中心は中心を持つが、近用部においていは仮想の中心を持つが良質でよく見える光学的な中心を持たない、即ち台玉度数の影響を受けるのが一般的で、目線を遠見から近見に変化させた時不正なプリズムが生じ、左右の度数差が大きければ近見時プリズムが生じその値が大きければ見る像は左右で上下に高さが異なってズレて、眼外筋の調節力が弱ければ見えにくく成るかボヤけて見えるように成る。
強度近視・遠視・乱視の実施例

【実施例】強度近視性乱視 片眼内斜視と上下斜視、よく見えるように

「これほど軽く作ってもらったのは初めて」「今まで読みづらかった文字が本当に読める」「今までの眼鏡と全く異なる見え方(よく見える)がする」
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

ミラーフィッシャーシンドローム 物がダブって見える 【実施例】

腱反射消失は無いもののミラーフィッシャー症候群の可能性を指摘され、1年前ほどから物がダブって見え現在もダブって見え細かいものが見難く辛い。仕事上大きな支障を感じている。矯正後ダブリがなく久しぶりにスッキリとよく見える、手元もよく見えるようになり仕事に支障がなくなる感じがする。
子供の弱視治療メガネ

1歳7ヶ月 赤ちゃんのメガネ 可愛い盛り

この事例では、レンズ度数差が右左で約1度(球面等価値)あり眼鏡のズレ下がりは上下プリズムが生じ物言えぬ幼いユーザーに得体の知れない不愉快さをもたらすため正確な目とレンズ中心の一致は必須事項である。通常行っている定期点検を短期で確実・正確に調整する必要がある。手渡し時眼鏡を嫌がっていたが無理強いせず根気よく眼鏡を掛けてくれるよう働きかけなければならない。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

読み書きが困難(近用眼鏡)

「読み書きが困難」というお客様の事例をもとにして、近用眼鏡の対策をした結果をご紹介します。文字が読めず書けない事を改善。
複視(斜視)矯正現場より

子供の頭痛と眼鏡

長らく頭痛があり、内科・循環器系でCTやMRIで検査するも原因不明、対処療法として頭痛薬服用してきた。 眼鏡矯正(斜視)後頭痛がなくなったので徐々に頭痛薬服用を減らし、現在頭痛薬服用の必要がなくなった。
検査法

自他覚視軸測定装置使用の実際

自他覚視軸測定装置使用について解説するページ。星野龍一の日本眼鏡学会発表をまとめました。目次は以下の通り。1.序論、2.現状、3.本装置測定の原理、幾何光学の基礎、4.装置の概要、5.自他覚視軸測定装置実施例、6.実施例、調整後の患者感想、8.近見測定時の風景、9.被検者の総括、10.その他 特殊例、11.進みすぎたレンズ供給、12.外国で作られた眼鏡の例、13.考察。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

【実施例】幾つも遠近眼鏡を作ったがどれもよく見えない

幾つも遠近眼鏡を作ったがどれもよく見えない。よく見えない原因は斜視が原因であった。矯正後違和感なく昔のようによく見えるようになった。改善点 レンズの光学中心と目の中心があっていない。これを正確に合わせ、本人の目で中心一致を確認。主因 1)遠用度数が過矯正 2)斜視、外斜位  このケースの見えにくい原因は、隠れた外斜位が主因。遠くはなんとか見えるが、近くを見る時視線が内側内転し文字などに目の向きが合わせられないために文字などが見えにくかった。ユーザーの訴えていた、1)1メータ先のPCのモニターの文字が読み難い、2)目の疲れ、3)勘に頼る作業4)乱視矯正で色濃くはっきり見える等解決出来た。
お目目とレンズの中心の話

日本眼鏡学 学会発表 星野龍一

メガネユーザーに不透明な光学中心の一致確認をする手法と視軸とレンズ中心を他覚・自覚で眼鏡デモレンズに記録する装置の紹介 オプティカルデザインホシノ 星野龍一  IXON(特許庁 商標登録第4557820号 所有権:星野龍一)