子供の近視進行予防
豊中市 11歳 女子 小学校6年生
近視進行予防レンズ 強度近視性乱視
近視予防眼鏡を眼科で処方したが近視が進むばかり心配なので当店で眼鏡を作りたい。
使用中の眼鏡
改善点
● 使用中の眼鏡のアイポイントが低すぎるため適正に合わせ機能性を高める。近見調節を軽減する近用部がかなり下にあるため近見調節ラグを弱める効果が少ないように思われる。
折角のレンズも中心位置を誤ると願っていた機能性は損なわれる。
● 眼鏡の軽量化とレンズの厚みを減らす。
仕上がり重量 | |
フレーム | 7.1g |
レンズ | 5.6g |
合計 | 12.7g |
新しい眼鏡
新たに作る眼鏡上にアイポイントを捉えたところ。
新旧比較
上は使用中の眼鏡、下は新しく調整した眼鏡。目の中心を捉え中心一致を確認したところ。何が改善されるか見て解るであろう。
レンズの中心と目の中心は狂いなく調整されるのが見て解る。
留意点
メガネの構造的な違いは、この場合アイポイントの位置にあり、レンズの持つ機能性調節のラグを減らすこと)を高めることに重点を置いた。
利目 | 右 |
右 | 裸眼<.05 矯正1.2XS-9.25C-1.50A175 |
左 | 裸眼<.05 矯正1.2XS-9.50C-1.50A175 |
PD | 遠用=60 |
加工前のフレームとレンズ
出来上がった眼鏡
実装後
写真はフレームが右へ少し寄っている。後日調整。
ユーザーの反応
以前の眼鏡に比べ、よく見え目が楽になった。読書も楽。
指導
近視進行予防用眼鏡をかければ近視が進まないと言えない。本人の日頃の眼鏡の使い方や姿勢などに対する注意は必須であり、これらについて指導。
コメント