小学生メガネ 強度遠視性乱視
【実施例200201】強度遠視性乱視
大阪市内 10歳女児 (小学生)
右 矯正視力1.2 X S+8.50C-1.25A175
左 矯正視力1.2 X S+8.00C-1.25A5
瞳孔間距離 遠用=56.0㍉
度数の目安として、S+4.00は一般に拡大鏡などに使用される度数の倍程度の度数である。レンズの度数がいかに強かろうが本人の目には一番優しい度数である。
フレーム目の中心の座標
右中央より 26.5㍉
右高さ 16.3㍉ (フレーム下端より)
左中央より 29.5㍉
左高さ 17.0㍉ (フレーム下端より)
フレームサイズ 49□15-132
ユーザーと保護者確認
レンズ中心とめの中心一致を当店では必ず立証・確認を行っている。無論このケースでも然りで保護者確認も得ている。誰でも我々メガネ業者が中心を合わせるのは当たり前のように思われるかもしれないが実際にはこのような確認が殆ど行われていない実態が業界や眼科にある。あなたが保護者であれば思い出してほしいレンズ中心の確認をご自身の目で見て確認したかどうか?このような強度遠視性乱視の場合、いささかの狂いであろうと副作用を生じさせないため正確さが求められそれが大切な品質でもある。快適で良きせぬ不正斜視が生じないようにとの願いを込め常に行っている作業である。
このケースの場合、アイポイントが左右で異なり、レンズの厚みは極限まで薄く設計したが如何せん右目は内側寄りのため右は2gほど重たくなっている。眼鏡重量は鼻パッドをシリコンパッドに替え耳の後ろを十分に後部骨格に沿わせる調整で重たく感じないとの感想であった。
年齢的に中心の一致をわきまえられる年齢で自覚検査で「中心の一致確認」を行った。正面に一つ、左右の高さ一致を本人確認した。
以後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の無償定期点検を実施している。
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