眼振と白内障術後の眼鏡
ユーザー
大阪府ご在住 60歳男性
眼振と白内障があり、施設設備の整った神戸アイセンター病院をお勧めし難しい「眼振」のある目の「白内障手術」成功。その後の眼鏡矯正を行った事例。
眼鏡処方と眼鏡製作手順
処方度数の特徴
右と左の度数差が大きい不同視。
レンズ制作方針
ユーザーが通常見る視線位置を目的のメガネフレーム上実測・本人確認。「視線経由点座標計測」した上でレンズ設計発注。左右それぞれの視線経由地点に「プリズム矯正度数を含む球面・乱視・乱視軸の全度数負荷する」加工を実施。
度数
遠用眼鏡 垂直プリズム矯正、遠視性直乱視
右目 S+1.00;C-1.50A180 BD 3.00⊿
左目 S+5.00;C-1.50A180 BI 3.00⊿
瞳孔間距離 遠用 62㍉
(記号の説明 S:球面度数、C:乱視度数 A:乱視軸度 BD プリズム基底下げ BUプリズム基底アップ ⊿:プリズムディオプター 例えば1.00⊿は1メータの位置で1cm 像を移動する力量を表す。)
フレーム上のアイポイント座標
右 水平31.0 フレーム下端より 21.1
左 水平31.0 フレーム下端より 20.6
単位;mm
アイポイント測定値と度数諸元によるレンズ設計図面
厚みと重量
レンズ重量は右4.8g 左 11.4g合わせ 16.2g
通常品の重量は21.2g。設計により5.0g減量。
レンズレイアウト
加工前のレンズと眼鏡フレーム
レンズ取り付け後の眼鏡
厚み
上記図面「厚みと重量」参照 右レンズはフレーム下方で厚みが出る、左レンズはフレーム上部で厚みが出てフレームより約1.0㍉はみ出る。
装着直後のユーザー感想
「今までの眼鏡と全然違って、よく見える」
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