お風呂用メガネ っ  w( ̄Д ̄;)wワオッ!!

 お風呂用メガネ っ w( ̄Д ̄;)wワオッ!!

風呂場で曇る厄介なメガネ

これまた商魂猛々しく、 お風呂用メガネ ってのがどうやら発売されてるようです。要は、防曇処理レンズ使用た眼鏡を、もう一本買ってもらおうと言う新需要創出を考え出したメガネ屋苦肉の駄作か秀作か?

温度差が激しい環境の職場であればそれもいいと思いますが・・・お風呂ごときのため別にお風呂メガネ作る必要あるだろうかと…メガネ屋やってる筆者が考えても、そんなん必要?いちいち掛け替える七面倒臭い事やる気?起こりません。

では、あなたと同じユーザーとしてやっているお薦めの方法を述べます。

原理 何故曇る

お風呂という温度差と湿度の高い環境が原因。低い温度のレンズと高い温度の風呂場の湯やシャワーとの温度差で空気中の水分が温度の低いレンズに露結して曇る、誰でも知っている事。

解決方法

1)温度差をなくしてしまえ

簡単な話、人が使うお湯やシャワーの中へメガネを突っ込んで同じ程度の温度にすれば簡単解決。

ここであなたは余計な心配、メガネが温度やお湯で傷んでしまわないか?

お風呂ごときは、高くて40℃、大丈夫です。

ただ駄目なのは高温なサウナやスチームバス。メガネを傷める溫度は80℃程度以上ですので、ゴボゴボ温泉卵を作る100℃熱湯などの場合は、常識的に考えても駄目な事は分かると思います。

余談

話は少しそれますが・・・この際「温泉メガネ」ってのはいかがでしょう?僕的に実在します。温泉水に含まれる硫化水素で金無垢や金メッキの合金部分の銅成分が化学変化して、金属の色が変わったもの、赤っぽく変色したもの・・・温泉メガネ。でも食べられません。

ただし変色しても眼鏡店が持つ特殊な薬剤で簡単修復可能です。

2)お風呂用メガネ

レンズ表面に界面活性剤を塗布し、分子間の結合を弱め水分が凝結せず丸い水滴状になり曇るのを、水滴にならずべたーっと液体状・平滑にさせ見やすくします。

しかし、水蒸気の量が多く水分が増えれば、多めの水の流れが生じムラムラにみえる場合もあります。

一般に中性洗剤などの界面活性剤、無ければ石鹸でも同様の効果が得られ、水溶液を作り表面に塗布すれば同じことです。

お風呂メガネ用防曇専用レンズは、レンズ表面に多孔質の層を真空蒸着で形成し界面活性剤が留まりやすい構造になっているだけで、特定期間使用すると効果が薄れます。レンズについてくるオマケの瓶に入った界面活性剤を時々レンズに塗りこむことで性能を保ちます。

石鹸は、塩分と結びつくと固形分がメガネに白く固着するので、使わないように・・・ご注意。

もう一つ防曇(ぼうどん)レンズの特徴として、普通のコートレンズに比べ傷つきやすく、ユーザーの目からすれば少し高価であること。

3)界面活性剤スプレー

要するに、洗剤を薄めてレンズに吹き付け、クロスで拭き上げて使うスプレーが出ています。欠点、よほど薄く塗らないと、エメラルド色のマルチコートなどの上に着けると逆にギラギラ光って、見えにくくなる欠点があります。

4)一応お薦め

上記の問題点を解決したレンズクロスがあります。クロスに界面活性剤を含むマイクロ粒子をクロスに含浸させたもの。乾燥したレンズを特殊クロスで拭くだけで跡形も残らず透明です。

レンズを汚さず界面活性剤が目立たず界面活性剤をつけられます。価格もそうたいして高くなく1000円でお釣りがあります。

今のところこれが一番効果があり使い勝手が良いです。

特にスーパー等の冷蔵室に出たり入ったりする環境でテストしてもらいましたが、実験結果は良好でした。

ざっくり言ってあなたが僕のように雑な人なら(=^・^=)

煩わしい世間から逃れ、風呂場や温泉でのんびり過ごしたい人なら

1)先ずシャワーか湯船のお湯の中へ無造作にメガネを突っ込む

レンズ表面を指で軽く洗って砂ホコリなどを取り除き

2)手元の洗髪用シャンプーをメガネにぶっかけて隅々まで、指先で洗い、綺麗な温水シャワーで洗剤分を洗い流し

3)溜めたお湯の中へメガネを漬け、ゆっくり徐々に引き上げる

手元にタオルなど無く濡れた手でもレンズに水滴などが付かず、綺麗になります。

プラス・メリット 

毎年夏場、必ず眼鏡のつるがたためない、広がらない!!!で来られる方がいます。

夏場汗をかき、汗がいささかでも丁番部分に入り体温で乾けば、「あらっ!大変、眼鏡のつるがたためない!」

固結してメガネのツルがびくとも動かなくなった場合、お湯にかぎらず水の中に突っ込めばメガネの蝶番に塩分が固着したものが溶解し元通り動くようになります。

後中性洗剤には、別のメリットとして殺菌作用が有り、メガネの衛生を保つのにも役立ちます。

汚いメガネのパッドの裏

ついでに金属枠の鼻あて部分の裏など、体から出る油脂と垢とホコリで触りたくないほど (本人は平気(笑)) キタナク汚れているのも、日頃洗っていれば汚れにくくなります。

長年溜めた脂分は、簡単に落ちません。自分は良くても向かい合う相手に不潔感はなかなかのものです。

コテコテに汚れている場合は、使い古した歯ブラシで時間をかけて洗って下さい。

時々汚いメガネ持ち込まれ、ゾッとすることが有ります。人から見られても不潔ですのでご注意くださいね!あなたが嫌なことは眼鏡屋の私も嫌です。(=^・^=)

さらにもっと、もう~ 面倒くさい方へ

余りおすすめではありませんが、ある程度レンズが綺麗であれば、温かい濡れタオルでレンズを拭くだけでも油汚れなど取れて結構綺麗になるもんです(笑)無論レンズは水蒸気で曇らなくなります。だいたい毎日こんな風にしてますが・・・何か? (=^・^=)

水質

一般に水道水には、カルシューム等のミネラル分が含まれており、水分を綺麗に拭き取らない場合、カルシュームなどがレンズやフレームに白く凝結する場合が有り注意して下さい。お年寄りなどが好きな自然乾燥は、禁物です。

温泉水の場合、特に硫黄分が含まれていると上で述べた「温泉眼鏡」になってしまいます。金属枠など色が変わることが有ります。もし金メッキや金無垢枠が変色したなら、メガネ専門店に言えば、特殊な薬剤処理で元通りになる場合があります。

表面に塗装されたものや化学的に弱い、水に弱い鼈甲眼鏡などには向きませんので適用外です。わかりやすくは、しないでください(笑)(=^・^=)

注 意

なお上記手法は、失敗する場合もあるので自己責任でお願いします。当方は責任持ちません。この点注意して下さい。

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