レンズがザラザラ
このようにレンズが傷んで持ち込まれ、なんとかならないか?
このようなご相談を受けることが時々あります。
寿命
見え方も、無機質のコートと素地が露わになって、レンズが光るところと光らないところでたいへん見難くなっている場合が殆どです。
ハッキリ申し上げて、レンズの寿命は終わっているのです。
しかし、どうしても間に合わる目的でご使用するなら、表面のコートを爪で剥がせば、ある程度間に合わせる事は可能かもしれませんが・・・
ハッキリ言ってここまで傷んだレンズ、残念ながら貴方の懐具合のご相談は眼鏡を生業にする私たちにとっては時間の無駄。交換するしかありません。
このようなレンズを修理・修復するのは、技術的には可能であってもそのコストは、新品レンズを買うより遥かに高く付く?いや全く引き合いません。諦めましょう。
金属磨きでコートを剥がして見ましたが、どうしてもところどころコートが残り使い物になりませんでした。
おそらく温度による影響で、レンズ表面はゆず肌状になっており、かなり見え方が悪くなっています。
このようになった場合、工程上、レンズは度数に合った研磨皿で研磨してゆくのですが、素人考え簡単に磨けるものではありません。
↓ウラ面
↓オモテ面
見え方は、このようにボケて見えます。不愉快なことこの上ありません。
結論
傷がついたりゆず肌になったレンズ再生は不可能。諦めましょう。
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