いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

中心暗点へのアプローチ(approach)

網膜上まだ見える「傍中心窩」

人は網膜の中心にある黄斑中心窩で見て視力すなわち形や色などを見ている。視力の殆どは網膜の中心にある黄斑中心窩で生じている。緑内障やレーベル病の場合は視神経信号伝達経路、黄斑変性の場合は網膜自体すなわちカメラに例えればフィルム部分に障害が生じ、見える像の中心部分が黒くあるいは白く見え生活に大きな支障があってもその周辺=「傍中心窩」で見えている場合がある。

そらし目

中心暗点が生じた場合、「そらし見」すなわち正面を向きながら見える部分が左右上下にある場合見える部分で見る工夫をしていることがある。

見える位置を移動

しかし楽な姿勢で正面向いて見えているわけでなく生活上不都合が生じたり人と接したりする場合目線位置が異常なため相手に悪印象を気にする場合など、改善可能な方法がある場合がある。
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プリズム矯正による暗部とズレの改善

いつも右上部の暗部が見えて困っており大きなストレスになっている。眼鏡を新調しても見えにくい。地元には眼鏡のチェーン店は沢山あるが相談できる眼鏡専門店がなく困り果てている。主訴:右 暗部が見えて不愉快 消す方法はないだろうか 左 強度近視 上記測定から目のタイプとしては遠視性乱視、フォングレーフェテストと十字ポラテストにより内斜視と上下斜視が検出され定量した。この程度の度数であれば右目と左目で2重に見えることが容易に想像され、逆に言えば左右の目でそれぞれを像を見ていた。言い換えると融像視できていれば気づかないはずの暗部が見えていた。そのためプリズム矯正を行った。結果、以前に増し像は正しく網膜に結像するためはっきりと見え、気になっていた暗部は見ようとすれば見えるが、融像視によりあまり気にならなくなった。
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複視 交通事故による後遺症 強い内斜視

複視消失、はっきりと鮮明によく見えるようになった。以前のように近くを見る時眼鏡をかけたり外したりせず、眼鏡のフロント部を跳ね上げることが出来るので便利である。
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PC作業 1時間で仕事が続けられない

高校生の頃からなにか遠くがぼやけて見え、最近手元の文字が読みづらく近所の眼鏡店数軒回ってみたり眼科に改善を依頼するが方策が示されずにきた。PC作業で目が疲れやすく肩こりなどで1時間で仕事が続けられなくなってきた。何が原因かわからず得体の知れない見え方の悪さにほとほと困って説明のしようがない。頭痛と強い肩こりで困っている。測定時視標が何故かユーザーの視野に入って来ず、測定は手探り状態で測定。視標を見て答え方の理解が不十分なせいもある。外斜視に上下斜視が生じた複合斜視であった。矯正当初違和感があり眼鏡に順応できるまで少し時間がかかった。その経過状況は下欄のユーザーレポートの通り。ここに掲載するフレームはユーザーが他店で制作するもフレームがもったいない為レンズだけを入れ替えたものである。眼鏡の見え方に満足し安心できるので予備を別に一つ希望され作ったものである。
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眼鏡を掛けても-夜歩けず-よく見えない

内斜視が検出、「最近になって初めて眼鏡を作ろうとし最寄りの眼科・眼鏡店など訪れるも作れないと言われ、たまたま安売りチェーン店で作ってくれたのでメガネを掛けさせているが、この眼鏡では遠くも近くも見えず、特に夜自転車に乗れず、日中歩いていても転ける事が多く困り果ていた」とのこと。単純な屈折矯正では弱視に似たような感じで充分な視力が出ず、漸く両眼視で0.8程度で有ったが、完成後手渡し前の検査で再度両眼視力を測定したところ1.2pの視力がでていた。
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フレネル膜 貼ってもダブって見える

17年06月 二重にダブって見え最初メガネレンズにフレネル膜を貼っている。プリズム矯正されているがそれでも上下左右にダブって見える。フレネル膜では鮮明に見えず見難いし見苦しい。フレネル膜による間に合わせ的で不自然な見え方が遠くも近くもダブることなくハッキリとよく見えるようになった。ユーザーの声「楽で見易くなった」
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少しでもよく見えるように

少しでもよく見えるように何か方法はないか?弱視鏡は文字やテレビを見るのにゆがみや視野欠損がなくなりよく見えて重宝している。過去の事例から見て何らかの眼病を患った場合、見え方の悪さが眼病に伴い生じた斜位や斜視により生じる場合が多く、プリズム矯正により目が楽になりよく見えるというケースが多く、この場合も同様である。
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緑内障 大型免許合格 視力検査用眼鏡

主訴 緑内障のため一部視野欠損が有り現状では生業とする大型車両運転免許が普通免許になる可能性があり、仕事を失う可能性があり困っている。緑内障に対する対応:緑内障による視野欠損部を避け、緑内障に対する対応:見やすくするためプリズムで緑内障による視野欠損部を避け像を内寄せ 上部へ 偏位させよく見えるようにした。
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遠くも近くも見難い 外斜視が実は内斜視

結論として利き目(首位眼)が左側で、プリズム矯正は右目。外斜視は内斜視上下プリズムは両眼振り分けを試してみるも、違和感があるため右目だけにとどめた。ユーザーの耳の左右の高さが異なり眼位を正確に測ることなく左右眼が不同視により生じた上下の不正プリズムに慣れたため後天的な上下斜視が形成されたものと思われる。水平斜視は強い外斜視矯正により内斜視に変わったものか不明だが、現在の測定結果から外斜矯正8.00⊿は目に合っておらず強すぎる。全般的に球面度数は低すぎ乱視は強すぎる感じのため、よく見える度数に変更。レンズは従来の単焦点から近視進行予防用累進屈折力レンズを使用した。
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階段の昇り降りがし難い

階段の昇り降りがし難い、事務職で文字画が読みづらい、眩しい。この程度強度の乱視の場合、些かの乱視軸の不一致やズレでも見え方はかなり悪くなる。実装枠装着後、眼鏡枠の傾きなど注意深く観察・測定の必要がある。テストフレーム実装後枠の傾きなどを加味補正しつつレンズ加工実行。