複視(斜視)矯正現場より

子供の弱視治療メガネ

弱視治療における成長に伴う度数等の変化

よく保護者からこの先どういう風に眼鏡の度数など変わっていくか?の質問が多い。次の7年間お世話してきたケースを一例として掲載する。両眼視機能テスト(ステレオテスト、バタフライ)都度テストしたステレオテストは、最初の頃「砂嵐」しか見えなかった。しかし2年ほど前、視力が良くなるに連れバタフライテストで蝶の羽などが立体的に見え、捕まえる仕草をするようになった。これは大きな発展で保護者と共に大きな喜びであった。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

眼振盪と白内障術後の眼鏡

当初、眼振と白内障があり、施設設備の整った神戸アイセンター病院をお勧めし難しい眼振のある目の白内障手術成功。その後の眼鏡矯正を行った事例。装着直後のユーザー感想:「今までの眼鏡と全然違ってよく見える」その後の眼鏡矯正を行った事例。装着直後のユーザー感想:「今までの眼鏡と全然違ってよく見える」
複視(斜視)矯正現場より

両目を開けてられない片目での生活

白内障の手術前ははっきり良く見えていなかったのでわからなかったが白内障の術後、片目ずつではよく見えるようになった。今度はなぜか物がぼやけ二重に見え(斜視が顕在化)到底両目を開けて生活できない。「やっと両目を開けて生活が出来る。はっきりとよく見えるようになった。」
お目目とレンズの中心の話

定期点検の重要性

ご来店の皆様には眼鏡の取り扱いに注意されてお使いいただいている。ここで例に上げるケースのように毎日の使用で気が付かない間にレンズ中心が変位することは日常一般的に生じることである。大きく眼鏡が歪むなどが無ければ気づきにくく、またユーザー側からすれば透明なレンズに印があるわけでもなくレンズ中心が目とあっているかユーザーは知る由もない。ここに我々専門の調整が必要な理由がある。徐々に中心が変移すればユーザーの殆どはその変化に気が付かない場合が多い。しかし眼鏡の持つ機能性を維持し保つため重要な意味がある。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

非屈折性調節性内斜視の眼鏡 4歳半

非屈折性調節性内斜視とは 近くを見るとき目が普通の目の内寄せよりさらに内に寄る状態を指します。一般に遠くを見る眼鏡の度数の上に近くを見る度数を加えたレンズを使います。言い換えると遠くの度数より近くのプラス度数を強めたレンズを使います。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

文字が読み辛い

直近の眼鏡は比較的強い外斜視矯正を行っていた。逆に当方検査では弱い内斜視が検出されたが過度に外斜視矯正した影響かとも思われるが、「水平方向のプリズムを抜いたほうが見易い」と被検者の反応に従い外斜位度数は抜いた。ただし定期点検の経過観察で見極めユーザーが必要と認めるのであればレンズを無償で作り直す予定。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

【実施例191225】物がダブったりボヤケて見える 複合斜視

【物がダブったりボヤケて見える 複合斜視】テレビがダブって見えたりボヤケて見え不快。遠くもそうだが日常生活に支障がある。どこで診てもらっても合わせてもらえない。日常生活を楽にできる眼鏡が欲しい。特殊眼鏡
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

【実施例190914】強膜バックリング後の眼鏡

見難さ・違和感・飛蚊症が増えた・頭痛・閃輝暗点などが徐々にひどくなってきたので眼科へ行った。まさかと思った:最初医師から黄斑前膜ができていると言われ、まだまだ網膜は剥がれないと言われたが、二度目の診察で剥がれていた。眼科で:右目 黄斑前膜と黄斑裂孔のため強膜にシリコンスポンジで強膜バックリング挿入術を受けた。術後像が大きく、黄色く見える。飛蚊症が依然酷い。像が大きく・ギザが見える。左目 モヤが掛かったように見える。目が疲れやすい。両目で見たとき:飛蚊症が見える。
レンズについて

【190827実施例】オクルア遮蔽レンズ

主訴「2019年6月ころ目の筋肉に痛み。合わせて眼瞼下垂が生じ 右目瞳は中央に位置するが左目が左外側へ外れる。見え方が悪く(2重に見えボヤける)階段の上り下りが困難で日常生活に支障がある。」来店動機:百貨店や近所の眼鏡専門店で眼鏡を作ろうと各所を訪問した。しかしこれらの眼鏡店は知識情報の不足から「オクルアは平面でないと作れない」と断られた。ネット検索で当店を知りお問い合わせの上急遽来店された。論眼鏡の左右レンズの重量バランスを考慮する眼科医の配慮で遮蔽レンズにも関わらず、あえて度数を入れたケースであった。レンズメーカーも同様の情報提供を行っている。眼鏡店のお粗末な知識不足=無知が原因していたケース。
複視(斜視)矯正現場より

【190828実施例】内斜視 12.00⊿

このようなプリズム矯正の場合中心が偏移し合わないと処方のプリズム度数は変化し所定の矯正効果を得れなくなる場合がある。