【斜視・隠れ斜視】気になる見えかたと症状
大人の場合
こんな症状のとき
1. 目が疲れやすい、目の奥が痛い、頭痛、肩凝り(かたこり)がひどい。
2. 何かを見ようとするとき片目をつむりたくなる。
3. パソコンのお仕事をしていて、行を読み飛ばすことがある。
4. PCグラスがほしいほど目が疲れやすいので買った。だが何もよくならず、疲れてくると目をあけていられなくなる時がある。
5. 階段の上り下りが怖い。まっすぐ歩けない。
6. つかまえようとしたところに見えたモノがなく宙(ちゅう)を掴(つかむ)む事がある。
7. 信号灯の三色ランプ、ぶれてどれが本物か?分かりにくい、ぼやける。
8. 目が疲れたり、夕方になると、ものがダブって見える、ボヤけてみえる。
9. ときどき距離感が無く追突事故を起こしそうになった事がある。
10. 車を運転していて、居眠りしそうになる事が多い。
11. 車を運転していて、とにかく目が疲れやすい。
12. よく睡眠をとったにもかかわらず、PC作業などしていて居眠りをしたくなる。目をあけているのがいやなほど。
子供の場合
1. 時計の針の問題で、時間を答えるのが苦手。
2. ドッジボールしていて、うまくボールが取れない、追えない
3.よく転(こ)ける
4.教科書の読み飛ばしが時々有る
5.頭痛を訴える
6.集中出来ず落ち着きがなく飽きっぽい
考えられる原因
斜視(しゃし)・斜位(しゃい)・隠(かく)れ斜視
一応念のためやってみますか?簡単にできる「逆引きテスト」
詳しくは、斜視検査のできる(←ここポイント)眼科等でご相談してみてください。
逆引きテスト
何もいりません、見方を変えると実は身体は立派な精密機器以上の測定機なのです・・・少しの工夫で目の異常のあるなしを簡単に確かめられます。ということで特殊な検査方法は施設や器具が必要なので、ココだけですが名付けて「逆引きテスト」と簡単に呼ぶことにします。眼科などで「逆引きテスト」など言ってもそんなものはありません。このだけの話(笑)強いて言うなら「自覚テスト」のほうが説得力有ると思います。
斜位や斜視があるか確かめる
斜位や斜視が生じているか、どの方向に生じているかなど一つづつ確かめてみましょう。順番に水平と垂直、そしてその複合の場合など。
水平斜位(すいへいしゃい)
このやり方です↘
1. 窓枠のタテ線など3メートル程度離れればいいです。片手(かたて)を目の前にかざし、
(注意:頭動かしたらいけません、両目をしっかりあけて、目をウインクしたりしない、手で目を押さえつけたりしない、両手は使わない)
2. 片手をあげて、目の前で静かに移動し、右目、左目交互(こうご)に線が横に移動するか両眼で見た距離がどれくらいか確かめます。
3. どれくらいタテ線が両眼で左右に移動したか
4. 移動量が大きいのであれば水平斜視の可能性。
1メートル離れたところにある線などが右左で1cmズレる場合、1⊿プリズムディオプターの斜位があります。この試験方法では3メートル離れた条件を言っていますので、左右でズレた量(cm)を3で割れば、おおよ両眼でのズレているプリズム量です。垂直の場合も同じことです。
垂直斜位(すいちょくしゃい)
1. 今度は窓枠のヨコ線など3メートル程度離れて、上記と同様の注意と方法で
2. 片手をあげて、目の前で静かに移動し、右目、左目交互(こうごに)線が上下に移動する量を確かめます。
3. どれくらい両眼でヨコ線が上下したか
4. 上下にズレがあったならば、垂直斜位(視)の可能性。
水平・垂直位視の複合
1. 水平と垂直の両方でズレがあった場合、
2. 「斜めに見える」というケースなど、だいたいこれです。
3. 回旋斜視でなければ、眼鏡で矯正可能です。
【解決法】
眼鏡
この斜位・斜視の矯正は眼鏡で可能です。皆さんが想像で・・・何でもできそうなコンタクトレンズ、実は斜視・斜位の矯正や解決は、で・き・ま・せ・ん。(この質問がとても多い、説明するのに随分時間がかかります。)斜視矯正は手術によるか光を曲げる光学的原理による眼鏡矯正家のいずれかです。
斜視手術
成年後の斜視手術は、再発する場合があると聞いていますが、詳しくは専門眼科でお確かめください。
目を動かすメカニズム
眼外筋
目の向きは目の外側にある6本の眼外筋(がんがいきん)が見ようとする近くや遠くあるいは斜め方向にある見ようとする対象物に、両目の筋肉が互いに恊働し目標物に向かって目を向ける運動を司るのが眼外筋です。これがうまく働かないとき、生じる症状が斜位や斜視です。
一時的・突発的なものは、薬やトレーニングで治る場合があります。しかし脳出血や脳梗塞などの脳の異常や先天的なものは眼鏡で矯正します。
もし上記のテストで異常を発見した場合、トレーニングで解決できると聞いた方やなんとか自分で解決したい方もおられると思いますが、勝手な民間療法は避けて眼科でご相談してください。強度近視の強度近視眼底や軸性近視などと言われたことが有る方が目を無理に動かすと網膜剥離=失明する場合に至る事などがあり危険です。
筆者も内斜位を自分で発見した時ガッカリしてました。強度近視なのでトレーニングは怖くてしていません。 ((+_+))
無料検査
簡単な斜視検査(両眼視機能検査)相談を無料でしています。ご希望の方は問い合わせ欄から「問い合わせ」から予約申込をしてください。土曜日は混み合いますので平日限定です。
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