【実施例190721】体のバランスを取るため両眼視が必要
京都市ご在住 女性 49歳
主訴
2018//02/09 小脳出血により下肢に麻痺が生じて車椅子の生活。視神経に異常が生じ複視になっており眼科で処方された眼鏡を持つがモノがダブったりぼやけて見え日常の生活に困難がある。そのため常に左目を手で押さえ片目で見る不自由な生活を強いられている。
眼科から片眼遮蔽を勧められたが両眼視が必要。
車椅子であるが身体機能回復リハビリの為体のバランスを取るため両眼視が不可欠。また自分で日常生活や読書などの文化的生活の為に近くのものも見たい。
使用中の眼鏡度数
レンズ : 単焦点レンズ
右 S+0.25C-1.50A114
左 S±0.00C-0.50A83
プリズム矯正
右 BO 3.75⊿
左 BU 3.75⊿
プリズム合計 7.50⊿
測定
利き目 : 右側
屈折度数
右 裸眼0.9 矯正1.5pXS+0.25C-1.00A120
左 裸眼0.8 矯正1.2 XS+0.25C-0.50A30
近見調節度数加入(老眼)S +1.75 両眼
プリズム矯正値
右 BO 2.00⊿ BD 6.50⊿
左 BO 2.00⊿ BU 6.50⊿
プリズム合計 17.00⊿
瞳孔間距離 64.5mm
選択レンズ、中近累進屈折力レンズ使用
ユーザーの表情から思わず笑みがこぼれた
複視によるストレスからご来店時硬い表情であった。矯正直後テストフレームで実装した瞬間ものが一つにくっきり見えたためユーザーの表情から思わず笑みがこぼれた。
加工工程中の写真
眼鏡+左右のレンズ=21.0g
左レンズ上端は厚みが生じ、右レンズ上端は薄くなっている。
その後
1週後、1ヶ月後点検を行ってきたが、日常生活に不自由を感じることが少なくなり、今まであきらかに見える像が分離し2つ見えていたが一つ鮮明に見えるようになった。
ご満足いただいている。表情も明るくなった。眼鏡は生活上必需品となっている。その後のリハビリは順調に進み、車椅子の生活から補助具を使って歩行ができる程度まで回復されている。
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