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視力と処方箋の読み方

2018年12月5日

視力と処方箋の読み方

視力は 見え方を表現する相対数値

 

視力(しりょく)とは
皆さんが視力を口にするとき、0.01とか0.5とか説明されます。それが電話口で視力0.01とか0.5とか我々は程度の視力状態を想像してもこれから矯正度数をイメージし見積もりを立ててほしいと願われても無理があります。あなたの視力を想像したところで我々専門にとっては漠然とした仮定に過ぎず、人により0.01の矯正度数は、近視の場合、球面度数S-5.00やS-6.00でもありえ、また乱視を補正していない場合それより弱いS-3.00でもありえます。我々は占い師ではなく具体的根拠が必要です。以下の視力目安表はあくまで参考値で視力がこの程度であればこの程度だろうというだけのことです。
また「0.5」と表現した場合、屈折度数と混同された場合 S+0.50なのかS-0.50を指しているのか、裸眼視力なのか矯正視力なのか分からない。
で・・・一体、裸眼視力とは何で、矯正視力(メガネを掛けた)とは何か?を理解し問い合わせる前準備が必要。基本的に、視力の問題や見積もりは電話口で簡単に解決できることでなく、あなたは軽い気持ちで電話で聞かれるかもしれません。しかし電話口の我々は責任が生じます。
視力の数字を言われても「何を指す視力か」が欠けていたり、次なにをどうして、どうする、にたどり着くのに回り道したり誤解を生みます。見積もりや視力相談はあなたが簡単に電話で済まされようとすることでなく基本は来店して行うことです。
 裸眼視力   メガネなどを掛けないで裸の目で見た視力
 矯正視力   眼鏡を掛けた視力
 屈折度数  レンズの度数
視力値は0.01~2.0程度や殆ど見えないFC(フィンガーカウント)などあり、小数点など出てくるのは「視力1.0に対して何%の視力」かの相対値を表わし、この値から正確に矯正する度数を表したり推測できるものでないのです。これ言うと専門は分るはず、いえ分りません(笑)また近視か遠視かも視力で推測できるものではありません。人それぞれ様々、網膜の感度も異なる場合もある。
矯正度数が球面度数-6.00の強度近視でも、裸眼視力が0.01以下や0.1の場合も人によりあります。人により見え方や感度はそれぞれ異なる。
我々が主に扱うレンズ度数は、光がレンズを介して焦点を結ぶ距離を1を割ったものです。この場合は、力量を表しています。これでレンズを決めたり視力補正を行います。レンズ度数は手段、矯正視力はその結果。また何らかの眼病や弱視がある場合幾ら矯正しても最高視力が0.6程度しか出ない時もあります。
したがってあなたが説明する視力値で我々が度数を推測したりさせようとするのは誤解の始まりです。
度数とは
例えばプラス3.00度のレンズは、(ちょっと計算しやすいように都合よく)33 cm所に焦点を結ぶわけですが、数学的にはその距離の逆数・・・メートル基準に計算するので0.33mメートル要は、1÷0.33=3.00Dこれをレンズの度数と呼び、国際的な単位ディオプターで表します。
ユーザーの目に必要とする測定により割り出された矯正度数は、眼鏡に反映し快適な視力を得させようとするためレンズを特定する単位。
例えば、矯正視力で0.5しか出ないので運転免許用に最低0.7の視力が欲しい。眼鏡を掛けたことがないので今分るのは裸眼視力0.1なのだけど・・・という風に問い合わせるか現在眼鏡度数がどうで視力が出ないなどと話せば、より具体的で要領を得た解決策への道が開ける場合があります。
眼科で処方箋を得ている場合、眼鏡店に持っていけばなんとかなります。しかし何もかもあなた任せでなく、書かれた数値を理解し自分の目のタイプは何であるか知る必要もあります。
以下は処方箋に書かれる表現を理解できるよう書いてみました。
 数値違い
視力2.0 1.5 1.0・・・・・0.1 0.05 0.01数字の前に+やーがない
度数2.00 1.50 1.75 0.25 数字の前に +か-の表記0.25刻みで数字の前に+かー
視力は、上記のとおりで、2.0とか1.5、或いは 0.1とかいう数字です。
処方箋に書かれている略号(りゃくごう)の説明
記号説明単位3数字の前に
(Spherical Power)球面度数0.25刻み ディオプター+かーが付く
(Cylindrical Power) 乱視度数0.25刻み ディオプター角度 °
AX(Astigmatic axis)乱視軸0~180まで5度刻み0~180まで
ADD(Addition)老眼の近用加入遠近両用メガネの場合0.25刻み ディオプター+
PD(Pupillary distance)瞳孔間距離、近用と遠用が有るmm右左別記もある
BI(Base In)基底内方=外斜位(水平)0.25刻み プリズムディオプター
BO(Base Out)基底外方=内斜位(水平0.25刻み プリズムディオプター
BU(Base Up)基底上方=下斜位 (垂直)0.25刻み プリズムディオプター
BD(Base Down)基底下方=上斜位(垂直)0.25刻み プリズムディオプター
遠用遠くが見える眼鏡処方遠用
近用近くが見える眼鏡処方近用
常用子供~35歳くらいまで調節力ある人用常用
遠近両用調節力が衰えた人用Biforcal Progressive
2重焦点、累進屈折力レンズ
 
斜視矯正の場合、BI・BOとBU・BDを組み合わせた表現方法と、基底5度0~360°と表現する場合があります。後者の表現方法は水平と垂直のプリズム度数を「合成ベクトル表記」したもので、どちらでも同じことです。
斜視の合成ベクトル表記の場合、0~360度表記されます。余談ですが乱視の場合の軸方向は、0~180°まで。

眼科現場のカルテ記載される表記、例えば

① R0.1 1.0XS-2.00;C-1.25AX90 R>G ADD+2.50  BI3.00 BU1.00
② L0.1 1.0XS-1.75;C-0.75A180 R>G ADD+2.50  BI3.00 BD1.00
PD:66
上記を文字表現すると・・・
① 右の裸眼視力 0.1で、 1.0の視力がテストフレームで見えた、球面度数ー2.00で、乱視度数-1.25で乱視軸90度、度数は強すぎない度数で赤側が見えていた、患者さんはお年を召し調節度数+2.50の老眼が必要、右目3度の外斜視と1度の下斜視がある
② 左の裸眼視力 0.1で、 1.0の視力がテストフレームで見えた、球面度数ー1.75で、乱視度数-0.75で乱視軸180度、度数は強すぎない度数で赤側が見えていた、患者さんはお年を召し調節度数+2.50の老眼が必要、左目3度の外斜視と1度の上斜視がある。
PD(瞳孔間距離)右目中心と左目中心の間の距離、mm
文字表現すると3行ぐらいになるものが、いとも簡潔に表記できる優れた表現方法です。
このような表現を見て素人にはチンプンカンプンかもしれません。しかしこの表現は、きわめて詳しく1行で正確かつ簡略合理的に屈折矯正方法が表記出来る方法なのです。分れば難しくありません。
生涯あまり変わることのない自分の目のタイプと矯正度数を覚えておくと今後のメガネを作る時メガネに対する理解と対応が容易です。
処方箋は一次元座標 メガネは三次元座標
PD表記は、左右の目の中心間の水平距離の一次元座標であって、眼鏡店で測定される目の中心は三次元座標、即ちフレームの鼻中心から左右の距離とフレーム下端からどの高さに有るか(二次元座標)、これに加え眼鏡前枠の「前傾角」(三次元座標)は処方箋に表現されていません。眼鏡店が測定し決める部分です。
プラススとマイナス度数 
プラス度数
対象物が大きく見えるのがプラス度数。矯正前の裸眼では光線が網膜の後ろに結像するタイプ。眼球の大きさから言えば「目の玉が小さい」専門的に言えば、眼軸長が短い。

マイナス度数
ものが小さく 見えるタイプのレンズに使われる度数。矯正前のランガでは光線が網膜の前に結像するタイプ。眼球の大きさは「目の玉が大きい」専門的にはがん軸状が長い。
厚みに対する理解
マイナスは中心が薄く外周が分厚く、ものが小さく見える 近視の皆さんが掛けてるレンズです
プラスは、中心が厚く周辺が薄く、ものが大きく見える、拡大鏡のようなレンズ、一般的には老眼鏡のレンズ。で・・・困るのは遠視と老眼とは、レンズは似ているけど全く別のものなのです。

視力検査

5メートル離れた視力表をみてアルファベットのCの字に似たリングの切れ目を言い当てる。この輪をランドルト環とよび、横4個のうち3つ正解だと、次の難しく小さい行のCを言い当て、段々難しくし下げて行き、最後に言い当てられなかった前の視力値が、その人の視力ということになります。
C の切れ目はどう見てもただの切れ目ですね。でも専門的には立派な「最少分離閾(いき)」と名前がつけられている。正しくは、ランドルト環(かん)と呼び、1909年の国際 眼科学会で決定され5m離れたところで1.5mmの隙間(すきま)が見えるとき視力1.0です。これがどの程度分かるかあらわしたものを視力と呼びます。
目が悪いって?
みなさん眼鏡を掛けていると、胸を張って「目が悪い」(笑)なんて言います。しかし悪くないのです。 後で説明しますが目の病気を持たず、近視・遠視・乱視などレンズの度数矯正で片眼(かたがん)視力が1.0~1.2あれば、大丈夫!ほぼ健康な目ということになり、これを眼科では、目が悪いとは言いません。おおよその目の健康状態をこれから知ることが出来ます。
分り易く、例えば、近視・遠視・乱視の度数は、背の高い人と低い人を比べるようなことに過ぎないのです。背の高い人は体が健康で、低い人は不健康とは言いませんよね。これは、目の玉の大きさの違いや、角膜の歪のあるなし(乱視)の大きさの程度の差に過ぎず、目が悪いとか良いとかという「病気」ではないのです。
目の玉の大きさで近視か遠視か決まる
例えば近視と遠視の場合、1.2程度の視力の出る目を基準にして近視遠視のタイプは目の玉の大きさにより決まります。
目の玉が大きいければ近視、小さければ遠視です。
弱視(じゃくし)
生まれたての子供って視力が悪く、だんだん良く見えるようになっていきます。凡そ6歳で標準的な大きさになると言われています。この間の目の玉の未発達で大きな問題になるのが弱視です。少し目の玉の発達が遅れると網膜の中心に像が結像せず刺激が生じず脳に形を理解する解析能と呼ばれるソフトが育っていない状態、弱視すなわち視力が出ず6歳までの間にこの解析能を育ててあげないと、一生視力が出ないまま過ごすことになります。
毎日元気に遊んでくれるのは結構なのですが、実は勉強以上に大切な時期を子供たちは過ごしており、視力は手の届く所を見て遊びながら大切な視力になる解析能が脳に作りあげられてられて行きます。
弱視になる原因は、目の玉が小さい遠視、角膜に歪がある乱視、目の向きに協調性のない斜視などがあり、出来るだけ早い時期に見つけて治療を施してあげないと取り返しがつかなくなります。3歳児検診?万全ではありません。残念ながらよくすり抜けています。5~6歳の最終コーナーで弱視治療を始めるというる残念なケースをよく見ます。
両親の悔みは、言語を絶します。三歳になったらぜひ眼科へ行って検診しましょう。眼科医は、暗室で光を当てるだけでも何が生じているのかすぐ分り、良い手立てを差し伸べてくれます。
また、子供の大切な視機能としての両眼視ができる事、すなわち立体視=距離感がわかるかどうか?もしかすると子供は、比較するものを知らず片眼だけでものを見て不自由を感じていないかもしれません。どういう状態か?仮にあなたが片手で片方の目を覆(おおい)い、歩いてみてください。歩きやすいですか?このような見え方は見るものすべてが直ちに距離感のない平面的なものになってしまいます。3Dの映画など、見ても楽しくなくなります。
このような場合子供は、倒れやすいとか空間における位置感がない状態です。
生まれてきた何も言えない赤ちゃん、両目で見ているか?どうか確かめる方法。
ちゃんと見えていることを願います。でももしかしたらそうでないかもしれません。早く知れば早いだけ良い治療を受けられちゃんとした視力を得る可能性につながります。簡単にできます。確かに両目を開けて見えている感じでしょうが、赤ちゃんの嫌がることすれば分るのです。見えているのにちょっと意地悪してあげるといいのです。
片手で一方の目を覆(おお)と、邪魔だから小さな手で払いのけようとすれば見えてます。困るのは、何の反応もない場合です。もしそうだったら、一度眼科へ行って確かめましょう。大切な子供の生涯がかかっています。

乱視


「僕の目は乱視なんだって((+_+))」
「それなんよ?」
「目が乱れている事かい?」
今でも高齢者の方は、乱視矯正を毛嫌い
「乱視は入れるなっ!」ってご老人が時々います。調節力のない高齢者なら余計に必要だと思うのですが <m(__)m > 手ごわく屁理屈で防備。説得するのに時々苦労しますが、実は、本人も内心がっかり・・・
日本語表現の「ミダレル」と視力は、だいぶ異なる意味合いがある。目が乱れているなどと・・・ここで万事休す。
乱視はほとんど角膜で生じる屈折異常が多く。水晶体乱視もあります。
乱視とは、英語表現の円柱(シリンダー)の方がイメージし易(やす)い。シリンダーすなわち円柱を想像していただければ、大体のレンズ形状を想像すれば理解できると思います。一般に球面度数は球面で有るのに対し円柱を組み込んだレンズで矯正します。
見え方は、遊園地のマジックミラーの見え方に似ており、タテかヨコあるいはナナメに映る状態に近いと言えます。だたミラーを見る場合、像は比較的はっきり見えていますが、目に生じる乱視は、ぼやけて見えるか、ダブって見えます。このような屈折異常があると、外部から入ってくる光は、網膜上で結像(結像)し鮮明な点を描けず、焦線(しょうせん)と呼ぶ線状の結像をし、網膜のどこにも焦点を結ばずはっきりと見えない。被検者は「ダブって見える・ぶれて見える・ぼやけて見える」という表現をします。
この時「斜視」と混同するユーザー同様メガネ技術者にも多い。見分ける方法として、
片眼ではダブらない・ブレない・ボケない。しかし両眼で見た時このようになるなら斜視の可能性がある。
乱視の場合は単眼で見た時「ダブって見える・ぶれて見える・ぼやけて見える」ということになる。
で、この乱視の屈折は、少し複雑。乱視の結像は線を描き、結像位置が前と後ろにあるやっかいなもの。加えて乱視には軸があり、仮に前の方では90度だが後ろでは180度と・・・前と後ろの焦線の間で軸は回旋する。
乱視があるとボヤけて見え、目はこの前と後ろでピント合わせをしようするがどちらもボケて見え、それもエンドレスにピントが合わない。度数の強弱にもよるが、一日中目壊れたオートフォカース・カメラのように、ジーコ・ジーコとエンドレスの無駄な調節作業を際限なく毛様体に生じさせ、目が疲れやすいと言う症状を伴う場合が多い。子供の場合集中しにくい性質を作ってしまう。
明るいうちは、ある程度見えるが、夜ボケたり2重に見えたりするため不愉快なもの。
乱視矯正すれば
毛様体筋に生じる無限の調節が必要なくなるため目は疲れにくく、見える像が色濃く、無理なく楽にはっきり見えるようになる。
まっここでいくら説明したり、あれこれ思い煩わず専門に任せれば済むだけのことです。乱視矯正後良くあるクレームとして、乱視矯正を行うと脳の解析能に変化が生じ、以前の解析と異なるため「高さの違い」など違和感を訴えるケースがよくある。これは新たな屈折矯正による一時的なもので脳の解析能が機能し補正されるとやがて違和感はなくなっていく。

老眼

遠視と老眼
前述のとおり、レンズタイプが遠視も老眼も同じ虫眼鏡のような真ん中が分厚く周辺が薄いレンズであるがために「遠視」と「老眼」を混同する場合が素人ユーザに限らずメガネ店員にすらある。遠視の若い人は調節力があり、老眼鏡と同じレンズを使っても、意味と目的が根本的に違う。若い人の遠視の場合、適切に矯正されると一つの眼鏡で遠くも近くも見える。
若い人なのに遠視なのに自己申告で「老眼」だとか眼鏡店のアホな店員が若い顧客相手に「老眼」だとか・・・間違った言葉使いをする人が少なくない情けない現実が有る。自分の目の正しいタイプと機能・呼称を理解してほしい。
老眼は、目の中の水晶体=レンズが弾力性を失い、だんだん固くなっていく加齢変化です。症状として、
初期の場合、近くを見ていて遠くに視線を飛ばして見たとき、しばらくぼやけて見えにくくなる。
中期、度数を合わせなければもはや文字が読めない。
後期、水晶体が固くなり固定焦点に近くなり、少し離しても、近づけ過ぎても見えない。見える距離に余裕がない。
このような症状が「老眼」:水晶体の調節不良、言い換えると近くや遠くのピント合わせがしにくくなる状態。 
実際にあった話
お年を召した遠視の方に眼鏡を合わせた時・・・「老眼を合わせたからもう老眼は、必要ない。何をまた別に老眼鏡を作れって、どういうこっちゃ!(+_+)プンプン。」実は、最初老眼鏡を作ったのではなく、「遠用眼鏡」を作った訳だがその状態ですら今までと違い文字などが見えるような気がしたのだろう。
その後、遠用度数に加え近くの文字などを見る度数を加えたメガネを作った。
「これが老眼鏡です」「こんな不自由なもの掛けて歩けるか!遠くがボケて歩けないじゃないか!」とクレーム。自分の目のタイプと使用目的が全くわかっておらず使い方も分かっていない。納得するまで時間を掛け説明に手間がかかる。次に発する言葉は「文字の大きさが大きすぎる」など、眼鏡や視力について分かっていない。
遠く用の眼鏡で文字を読ませたら、「読めない」。そこで調節度数を合わせた老眼鏡を掛けさせると、「おっ、こんな小さな文字が見える!」「それ普通の10ポイントくらいの大きさなんですけど」(笑)実証しないとわかってくれません。聞くと日頃新聞の「見出しだけ読む生活習慣」文化的生活から隔絶していた。
いきなり遠くも近くも見える便利な遠近両用って知識を持っておられ誰でも便利なものが良いにきまっている。メガネの使い方など理解していない方へは、先ず遠く近くを別に作ってから・・・若い時分から遠近両用を使っていない人に突然機能性レンズの遠近両用眼鏡を作ると下方がボケて歩けないなどとかクレーム必至、互いに欲張らないことが無難。
遠視は、遠くも近くも見えにくいのです。
遠視組の次は近視組の話・・・
近眼と老眼「近視は老眼にならない」
今度は、近視のケース、近視は老眼にならない\(^o^)/エッヘン。これは迷信。老化現象は、万人に訪れるもので特別に近視に起こらないわけがない。
近視も度数程度によります。強度近視でメガネを外して見る方がいますが姿勢が悪くなる。強度近視の場合見える距離が10cm位の場合、本人は余り気づいていないが、極端な寄り目に近い状態で目を使い、これを続けると後天的(こうてんてき)な「内斜視」になる恐れがあり注意が必要。(言っている筆者がその実例)
-2.50~-4.00程度の近視の場合、確かにメガネをはずせば、ちょうど老眼鏡をかけた状態が目に起こっているので、3~40cm程度距離を離しても見える。メガネの掛け外しが苦にならず目が疲れなければこのような場合近くはメガネを必要としない。このようなケースであれば跳ね上げ式の眼鏡を使えば便利で簡単に解決する。
老眼は、近視や遠視を問わず万人に平等に訪れる老化現象、適切な眼鏡を使うと言うことは目と身体の健康のため必要。
遠視も近視も「老眼」とは、目の中にある水晶体(すいしょうたい)というレンズが、加齢変化で調節力がだんだん衰(おと)える症状を指す。目の断面図を見られると、水晶体は、チン小体を経て毛様体(もうようたい)に連なっており、毛様体が近くを見るとき条件反射的に緊張しせり上がって来てチン小体を緩めます。すると水晶体は、見る方向へ膨(ふく)らむ構造なこれにより近くのものを見るピント合わせが無意識のうちにされる。
このようなピント合わせをする水晶体の弾力性がなくなった状態を「老眼」すなわち調節不良が加齢により起こる。年齢と調節力に関しては次の図通り。ほぼ40歳ぐらいまで、遠く用の眼鏡が正しく度数補正されていれば、老眼鏡を必要としない。
年齢から推測される調節力
※参考文献 『一般屈折検査』医学博士 柵山 冨士雄 監修/和泉 行男 著
時々若いにも関わらず、近視で文字が読めないなどと訴えてこられるケースが時々ある。例にもれずJとかMとかという安売りメガネ店で、視力表測定もなく測定機器を覗き込んだらそれでメガネを短時間で作ってくれる便利なお店、粗製乱造でないことを願いたい。
覗き込んで矯正度数を測る測定機器は、オートレフという機械。我々も使用している。しかし打ち出される数値は殆どそのまま使える度数で無い。ただ参考にする参考値に過ぎず、視力表を使いこなし「自覚検査」で時間を掛け矯正度数を決めるべき。
少し使い方さえわかれば素人のあなたでもすぐ測れるオートレフほど「屈折検査」は簡単ではない。オートレフの他覚測定値で作ったメガネを信用するかユーザーに聞くと、ユーザーも「間に合わせの予備で作った」信用には程遠い(笑)
オートレフ値を使って眼鏡の度数確定したメガネ、殆ど過矯正が多い。測定機を過信して作る殆どのメガネは度数が強くなる傾向がある。専門用語で過矯正(かきょうせい)と呼ぶ。このようなメガネを掛けると3~40歳で「遠視」に似た視力状態になりそのような来客が少なくない。これは遠くも近くも見えない状態、ということは何も見えないに等しい。
目の加齢変化
老眼の話のついで、目の加齢変化には単純な水晶体の調節力低下以外に角膜の「乱視」と目の向きを合わせる眼外筋の衰えによる「斜視」が生じる場合がある。
若い人たちの乱視は、マイナス表記の場合大体180度方向の乱視軸(直乱視)が多い。齢を重ねると乱視度数と軸が変化し乱視軸は、縦方向(倒乱視)に変わり乱視度数も強くなる傾向がある。
老眼の度数を合わせたのに、文字が読みづらい。どこで作ってもどのメガネもまともに見えない((+_+))なんでだろぉ~ぉ♪((乂(゚◇゚;)≡(;゚◇゚)乂))なんでだろ♪~~~ ボヤけてはっきりと文字が読めない。
結論から言えば原因は、隠れていた「斜視」が顕在化したためである。斜視矯正して楽に見えるようになったという例が多い。
斜視の話が少し出たので・・・

斜視

これは遠くを見た時の斜視の話である。加齢(かれい)変化に伴う老眼以外、他でない筆者もその類にもれず内斜視になっていた。これは仕事と比較的密接な関係がある。強度近視なのだが、近くを見るとき裸眼の方が作業しやすいこともあって長年そして長時間、息を詰めながら細かい部品などを工作したりしてかなり接近し作業してきたのが原因だった。同様の例で人間国宝の職人さん、時計職人や歯科医など細かい作業をされる方に多く見受けられる。
ある日、遠くの信号灯を見たら、どちらが実像か自信がない、ぼやける。眼鏡屋でありながら、自分に斜視があるとは疑ってもなかった。いろいろ試行錯誤、どれ斜視検査してみよか?エライコッチャ((+_+))内斜視検出。斜視矯正したらハッキリよく見えるというお粗末な結果、身をもって体験。お客様にはサービスしても、自分だけは、そんなこと・・・いや絶対にないだろうと過信、丸ごと外れてガックリ。
スマートフォンの小さな文字を必要以上接近してみている若人へ、忠告します。貴方(あなた)も予備軍 (^^;) 内斜視仲間にならないようある程度距離を離して使いましょう。
内斜視の場合、遠くの信号などが2重に見えどちらが真の像かどうか分からなくなる。程度にもよるが運転で目が疲れやすく、自分の例で言えば、居眠り運転の可能性が高くなり危険・・・最悪死にます。 小生も何度か怖い思いしたことあります。 ( > <) ひどい内斜視の場合、3車線が6車線に見えどれが自分の車線かわからなくなる。
片眼(かたがん)ぞれの視力が良くても両目で見たとき視力が悪い、距離感がない、二重に見える、ぼやけて見えると言った場合、斜視が原因する場合がある。
パソコンメガネ
事務仕事でパソコンに向かっていて長時間作業が出来ない。1時間もPCの前に座っていられないという。「PCメガネも購入した」。結論から言えば、「隠(かく)れ斜視」が原因だった。当てずっぽうに色収差を補う薄い色のPCメガネ買っても夏のエアコンによるドライアイ防止のための風防効果だけ。問題解決にはならない。パソコンメガネは失敗だったと思っている。
パソコンメガネが欲しいほどであれば先ず斜視を疑うほうが話が早い見極めるには高度な測定技術が必要。
テレビで、かしましいなんとかルーペ
「〇〇○ルーペ」という拡大鏡、光学中心がかなり内寄せになっておりプリズムが生じた構造のメガネです。このようなメガネは誰にでも使えるものでなく、内斜視の方が使用すると眼痛や頭痛を訴える場合があります。もしこのメガネを使って楽に見えるのであれば外斜視の可能性。
2種運転免許と三桿(さんかん)試験
2種免許の三桿(さんかん)試験(立体視検査)に落ちた場合、殆ど斜視が原因する場合が多く高度な斜視測定技術が必要です。
斜視矯正は、光学原理のプリズムを応用し光を曲げるレンズ。一般にマイナスやプラスの球面度数や乱視度数のレンズは、全て最小単位がプリズムによって構成されており、少し専門的高度な応用方法のレンズということでおいておきます。(大分文章が長くなってきた(+_+)ので・・・)
他の見えにくい原因
これ以外に良く見えない原因として、角膜感染症と器質的障害などがあります。
角膜感染症
急に見えにくい、風邪を引き目ヤニがひどく出た場合、このような場合眼科で治療すれば、視力は戻ります。慌ててメガネを新調しないほうが良いです。まずは眼科で角膜の感染症の有無を検査しましょう。
器質的障害
言い換えると心因性の問題(小中学生に多く、比較的両親が熱心過ぎて精神的抑圧などのストレス)で、幾ら測定しても視力が出ない、出ても0.6~0.8止まりの場合がある。このようなとき眼科のカウンセリングを受けるとよいでしょう。

 



    

     

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