星野 龍一

いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

メガネを掛けると疲れる

改善の為正確にレンズ中心を合わせることにより、悩んでいた問題は全て霧散。眼鏡の重量は、レンズ設計により極薄に制作しフレームに取り付けた眼鏡総重量はユーザー予想外の13.6g。
加齢黄斑変性症

顕著な上下斜位の自覚

眼鏡フレームは、装着時人の多様性による耳の高さなど影響を受ける事が多い。目の中心位置をフレーム上に正確に捉えず無造作に作ると以後目とレンズ中心が合わず不快感や装着時の美観を損ねる場合が少なくない。フレーム装着時、顔へのバランスを本人確認し後に視線経由点を特許技術の自他覚測定法により精度良く中心を測定し眼鏡に反映した。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

階段を踏み外す

眼鏡手渡し後のユーザー:笑みがこぼれていた。文字は難なく読むことが出来、歩いてみてフワフワ感なく、遠くを見る見え方は若かりし頃の視力とのこと・・・これだけシックリ来たメガネは初めて。
複視(斜視)矯正現場より

眼鏡を同一店で作った。どれもあまり良く見えない

「眼鏡を同一店で作ったが、どれもあまり良く見えない」という方むけのアドバイス。新たに作った眼鏡の概要(遠視性乱視 内斜位(遠近両用眼鏡)の眼鏡)を紹介。問題点などを解説しています。
複視(斜視)矯正現場より

普通のお店ではどうしょうもない

【定期点検】強度の内斜視と上下斜視の複合、強度の内斜視20.00度と上下斜視3.50度。恐らく一般の方がこの数字を聞き、メガネで矯正しない時どういう見え方か想像することは無理でしょう。想像を絶する度数です。在学中の京都方面の眼科や眼鏡店を回って満足する眼鏡に出会えず、とても困っておられました。これも一つの出会いかもしれません。お役に立てる機会を得て小生も光栄です。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

物が2重に見える

バセドウ氏病眼症で眼窩減圧術後 物が2重に見える
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

あっ! 一つに見える

ラトケ嚢胞症、視神経圧迫し起こる視力障害による複視 このケースでは、かなり強い内斜視が出ていた。生じていた不都合:階段の昇り降りが怖くて降りられない。近くも遠くも2重に見える。つかもうとしたモノが見た位置になく宙を掴んだりするなど生活に大きな支障が生じ、黒板の文字や見るもの全てが二重に見え学業・日常生活に困難が生じていた。
子供の弱視治療メガネ

調節性内斜視

両眼視しているかどうかを簡単に知る方法としてステレオテストと言う、絵柄を見せる。誰でもそのまま絵柄を見せた場合「砂嵐」すなわち用意された蝿=フライテスト或いは蝶=バタフライは見えない。 次に特殊な偏光レンズ(右左を独立して見させる為に使う)を掛けて見させると、両眼視機能が有る場合、それまでの「砂嵐」だった画像は羽や触覚が立体的に浮き上がったように見える。
いろんな見え方の不都合に対応した眼鏡

長年の苦しみ モノが2つ見える 上下斜位と外斜位

ユーザーは、長らくコンタクトレンズを使用してきた。コンタクトレンズは視線方向にプリズムの生じにくい度数矯正にも拘らず強い外斜位と上下斜位が生じていた。コンタクトレンズは、斜視矯正は不可能である。コスト面や利便性から遠近両用を希望されたが・・・ 1)左右の度数差が大きいため、遠くを見る遠用中心から12~14㍉下方部を使用し見る遠近両用レンズでは左右間で約5度の差がありプレンティスの法則に依るプリズム度数が上下に6.00⊿のズレが生じ、近見30cmであればその約3分の1程度に減じられるとしても見ようとする文字は、上下にダブり目に強い違和感が予想され、なおかつ上下斜位を助長する結果につながるため、詳しく説明し遠用と近用を別に持つことを勧め遠用と近用の2個作ることにした。
遠近・中近・近々の両用

目とレンズ中心があっていない

一度斜位が生じてしまった目に合うレンズ価格は一般価格と比べて高く、専門知識経験を持つ技術店で別注レンズを購入するということになってしまいます。